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写真●Atlantis ILIO 2.0の管理コンソール画面
写真●Atlantis ILIO 2.0の管理コンソール画面
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 ネットワールドは2011年9月8日、仮想デスクトップ環境(VDI)の体感性能を高めるアクセラレータ装置「Atlantis ILIO 2.0」を発表した(写真)。仮想デスクトップイメージを格納しているストレージの前段に配置することで、ストレージI/Oを最大で10分の1に削減する。ユーザー当たりのストレージコストを6万円程度削減できるとしている。近日中(2011年内)に出荷する。価格は、25ユーザーで24万8000円(税別)から。

 Atlantis ILIOは、仮想デスクトップ環境(VDI)のストレージI/Oを削減する、ストレージ高速化装置である。VDIシステム(VMware ViewまたはCitrix XenDesktop)と、仮想デスクトップイメージ格納用ストレージの間にインラインで設置し、ストレージアクセスを仲介する。VDIシステムからは、Atlantis ILIOがストレージに見える。NFS/iSCSI/FC/ローカルで接続したストレージを、NFSかiSCSIで利用できる。

 同装置が登場した背景には、VDIシステムはストレージ負荷が高いという状況がある。始業時の仮想デスクトップ起動や終業時のログオフなどが一斉に集中するほか、パッチの適用やウイルス対策パターンのアップデートなどの処理がある。

 Atlantis ILIOがストレージI/Oを削減する仕組みは三つある。(1)仮想マシン環境のストレージアクセスを改善する。具体的には、仮想マシン環境の特徴である、4Kバイトなどの細かい単位でのランダムアクセスを、最大64Kバイトでのシーケンシャルアクセスに置き換える。(2)Windows NTFS向けのライトキャッシュ機能を提供し、NTFSによるI/Oを減らす。(3)詳細は不明だが、重複排除機能を提供する。ストレージ全体での重複をインラインで排除する。

 製品は、VMware仮想アプライアンスの形態で提供する(Citrix XenServer用なども順次提供予定)。価格は、ユーザーごとに個別の仮想デスクトップを割り当てる「パーシステントユーザライセンス」の場合に、25ユーザー37万2000円(税別)。複数ユーザーで共通の仮想デスクトップを流用する「ノンパーシステントユーザライセンス」の場合に、25ユーザー24万8000円(税別)。販売目標は、初年度4万ユーザー。