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 ニュースブログTechCrunchの元パートナー企業として知られるシンガポールのFusion Garageは現地時間2011年9月12日、15日に予定していたタブレット端末「Grid10」の発売を延期するとともに、端末を大幅に値下げし、299ドルで販売すると発表した。英国では299ポンド、欧州では299ユーロで販売する。

 同社最高経営責任者(CEO)のChandra Rathakrishnan氏によると、発売時期の変更は、米Adobe Systemsの「Flash 10.3」の認証プロセスに変更があったため試験期間が延びることが要因。値下げはODM(相手先ブランド設計製造業者)との交渉が成功したためとしている。

 10.1インチ型ディスプレイ(1366×768ドット)を搭載するGrid10は、Androidをベースにした独自OS「GridOS」を搭載する。フラッシュメモリー容量は16Gバイト。電子メールのほか「Twitter」「Facebook」などのソーシャルメディアが利用できる「Message Center」などの専用アプリケーションを標準で備えるほか、Androidアプリケーションも利用できる。

 Wi-Fiモデルと第3世代(3G)回線対応モデルを用意しており、価格はそれぞれ499ドル、599ドルとしていた。Rathakrishnan CEOは公式ブログで、どちらのモデルを299ドルに値下げするか明らかにしていないが、「今回の値下げによりGrid10の価格競争力が高まった」と述べている。

 Fusion Garageは、Linuxベースのタブレット端末「joojoo」で知られるベンチャー企業(関連記事:iPad対抗タブレット端末、フュージョン・ガレージが発売)。もともとTechCrunchの創設者Michael Arrington氏とともに「CrunchPad」と呼ぶ端末を開発していたが、2009年11月にTechCrunchとの関係を解消すると通告し、自社で販売を始めた。その後TechCrunchとの間で訴訟問題に発展したという経緯がある(関連記事:タブレット端末「CrunchPad」巡り、TechCrunchがFusion Garageを提訴)。なおjoojoo端末の製造と販売は2010年に中止している。

[Fusion Garage公式ブログへの投稿記事]