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 NECは2011年9月13日、高可用性クラスタリングソフトの新版「CLUSTERPRO X 3.1」を販売開始した。10月11日に出荷する。オプションによって、障害の予兆を検知して別システムに切り替えるようにした。価格(税別)は、本体が60万円から、障害検知オプションが30万円から。

 CLUSTERPRO Xは、HA(高可用性)クラスタリングソフトである。ハートビートの応答によってサーバー機を死活監視する。応答が途絶えるとシステムが停止したと見なし、別のサーバーで処理を引き継ぐ。オプションを適用すると、OSやアプリケーションの詳細な稼働状況を調べ、OSやアプリケーションの再起動によってサービスを復旧させる、といった運用ができる。

 新版では、オプションを増やし、新たにシステム障害の予兆を検知するエージェントモジュールを用意した。障害の予兆を検知することによって、実際に障害が発生する前に別システムに切り替える運用ができる。これにより、障害発生後に処理を切り替える場合と比べて、システムの停止時間を約4分の1に削減できるとしている。

 障害予兆の検知モジュールは、監視対象ごとに二つの製品を用意した。(1)「CLUSTERPRO X System Resource Agent 3.1」は、CPUやメモリーなどの使用状況を監視する。汎用の障害予兆に利用できる。(2)「CLUSTERPRO X Java Resource Agent 3.1」は、Java VMの稼働状況やメモリー使用状況を監視する。Javaアプリケーションサーバーの障害予兆に利用できる。

アクティブ-アクティブ構成や、ミラーリング/共有ディスク混在も可能

 最大32ノードまでの大規模構成で運用できる。待機系サーバー機の運用形態に合わせ、アクティブ-スタンバイ(片方向スタンバイ)型と、アクティブ-アクティブ(双方向スタンバイ)型の、いずれの方式も利用できる。アクティブ-スタンバイ型では、M台のサーバーをN台の待機系サーバーで引き継ぐM:Nスタンバイも可能である。

 サーバー間でデータを共有する方法は、サーバー同士でデータを複製するミラーリングによる方法と、共有ディスクを用いる方法のいずれか。さらに、ミラーリングと共有ディスクを組み合わせたハイブリッド型の運用も可能。例えば、共有ディスク型のクラスターを拠点ごとに用意しておき、この共有ディスク同士でデータをミラーリングする運用が可能である。

 CLUSTERPRO Xの稼働OSは、Windows Server 2003/2008/2008 R2。各種Linux、Solaris 10(x86)。