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 2011年における世界半導体市場の売上高は2990億ドルとなり、前年から0.1%縮小する――。こうした市場予測を米Gartnerが現地時間2011年9月15日に公表した。同社は先の予測で2011年の成長率を5.1%としていたが、これを下方修正した。その要因には、メーカーの過剰在庫、過剰生産、景気低迷による需要減の三つがあると分析している。

 第3四半期(7~9月)は、新学期商戦や年末商戦が控えていることから半導体メーカーの売り上げ見通しは通常、前期比8~9%増になる。しかし今年はメーカー各社が横ばい、あるいは減少に転じると見ている。パソコンの製造台数伸び率も著しく低下しており、Gartnerは第3四半期の製造台数を事前予測の前期比9.5%増から同3.4%増に修正した。また携帯電話の製造台数も同12.9%増を同11.5%増に下方修正している。

 パソコン需要の低下や価格下落といった要因から、DRAMが著しく影響を受けており、2011年は前年比26.6%減になる見通し。一方でスマートフォンや米Appleのタブレット端末「iPad」などの伸びが要因となり、NAND型フラッシュメモリーとASIC(特定用途向け集積回路)は約20%増になるとGartnerは予測している。

 このほか、Gartnerは2012年の世界半導体市場についても売り上げ予想を下方修正し、事前予測の8.6%増から4.6%増に変更した。米経済が二番底入りする可能性が依然としてあり、販売見通しがさらに悪化するという懸念もあるという。

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