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 伊藤忠テクノソリューションズは2011年9月21日、企業のファイルデータを細かく分割して全国7カ所のデータセンターに分散配置するオンラインストレージ・サービス「分散データ保管サービス」を提供開始した。分散配置によって、データの消失や漏えいのリスクが減る。

 分散データ保管サービスはインターネット上に用意したオンラインストレージである。専用のクライアントソフト(Windows/Linux)を使って、HTTPSでアクセスして利用する。業務システム上でクライアントソフトを動作させることで、業務システムからはNFSストレージ(Linux)またはローカルドライブ(Windows)としてファイルアクセスできる。

 データ格納時の動作は、ファイルデータをAESで暗号化してから消失訂正符号化によって冗長化し、これを細かく断片化して7カ所のデータセンターに分散保管する、というもの。AES暗号化鍵は、利用者のID情報を公開鍵として使うIBE方式で暗号化して保管する。最大の特徴は、消失訂正符号化と分割格納によって、データの消失/漏えいリスクを下げている点である。

 個々の分割データが漏えいしても元の情報が得られないため、情報漏えいのリスクが減る。また、消失訂正符号化により冗長性を持たせることで、データ消失のリスクが下がる。70%相当の断片が集まれば復元できるため、7カ所のうち同時に2カ所のデータセンターが停止してもデータが失われない。

 価格(税別)は、初期費用が30万円、月額費用が100Gバイト当たり9800円、最小構成は1Tバイト(9万8000円)。販売目標は、2013年度末までに140社、2億円。専用クライアントソフトの稼働OSは、Windows XP以降、Windows Server 2003/2008、各種Linux(Red Hat Enterprise Linux、CentOS)。