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 FM東京は2011年9月27日、10月4日から開催する「CEATEC JAPAN 2011」に出展する「V-Lowマルチメディア放送」の展示内容を発表した。注目は、山形カシオの協力を得て参考出品する安心安全端末である。

 山形カシオの協力で出展する端末は2種類ある。デジタルフォトフレーム型(7インチ型のカラー液晶を搭載、動画やダウンロードに対応)と、安心安全端末と銘打ったタイプである。

 デジタルフォトフレーム型は無線LANを搭載しており、WEBの閲覧や通信回線経由による双方向での情報のやり取りが可能である。抵抗膜感圧式のタッチパネルを採用する。放送波受信部には、新規開発した小型HIMアンテナを搭載する。V-Low帯は、ワンセグ(UHF帯)と比べても周波数がはるかに低く(つまり波長が長いため)、アンテナの内蔵など小型化に向けて新たなアンテナ技術の投入が必要と見られている。今回は、山形カシオとTDKの共同開発品を搭載し参考出品する。

 安心安全端末は、5インチ型の白黒液晶を採用するなどして低コスト化を図ったもの。また間欠受信技術の採用や、低消費電力型FMアナログチューナーの搭載などバッテリー駆動の長時間化も実現した。データはマルチメディア放送で間欠受信しながら、音声情報はFM放送から得ることで、必要な情報を得ながらもバッテリーの駆動時間を長くできるという仕組みである。

 仮に災害時に長時間にわたる停電が発生したとしても、バッテリー駆動によりV-Lowマルチメディア放送からの情報を入手し続けることができる。単3電池×4本で、最長72時間駆動を実現する予定である(関連記事:大震災を機にコミュニティ型を再評価の機運、FM東京が示したV-Low構想 )。

 このほか、データ放送コンテンツマネージメントシステムとして郵便番号を活用した電子チラシの配信デモをクワトロメディアと共同販促の協力で実施する。さらに利用者や広告主、コンテンツプロバイダーにとってのV-Lowマルチメディア放送の利用イメージビデオや、観光地に設置しているデジタルサイネージを想定したタッチパネル式観光案内(協力は昭文社)などを展示する。

[山形カシオによる参考出展紹介ページ]