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写真●MozillaプロジェクトのWebブラウザー「Firefox 7」 URL入力欄に注目。先頭の「http://」が表示されていない
写真●MozillaプロジェクトのWebブラウザー「Firefox 7」 URL入力欄に注目。先頭の「http://」が表示されていない
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 Mozillaプロジェクトは2011年9月27日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新バージョンである「Firefox 7」正式版をリリースした(写真)。メールクライアント「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 7」も同時にリリースされている。どちらも前バージョンの6のリリースからちょうど6週間ぶりで、スケジュール通りのバージョンアップとなる。

 レンダリングエンジンとして最新の「Mozilla Gecko 7」を搭載するFirefox 7は、前バージョンの6と比べて、(1)メモリー使用量を大幅に削減した、(2)Canvas処理を高速化するレンダリング機構を追加(Windows版Firefoxのみ)、(3)Firefox Sync使用時のブックマークおよびパスワードの変更の同期を高速化した、(4)URLの接頭辞「http://」が初期設定で非表示になった---などの機能追加や変更が施されている。

 ユーザーが特に直接感じられる大きな変化としては、(1)のメモリー使用量の削減と(4)のURL表示欄先頭にある「http://」が標準で非表示になったという2点だろう。メモリー使用量の削減については、「多くの場合20~30パーセントの削減を実現でき、場合によっては50パーセントを上回る」(同プロジェクトのブログより)という。「Firefoxはメモリー食い」という評判を覆せるほど実際に効果があるのか注目である。

 URL表示欄で、スキーム名(http)と続くセパレータが標準で非表示になったことのインパクトも非常に大きい。ITproのようなWebサイトはもちろん、世の中のほとんどのIT系技術雑誌などでは長年、URLを紹介する際には「http://hogehoge.hoge/」という形式で掲載してきたが、「付いていないのが当たり前」になればいずれこうした表記方法も変わっていくかもしれない。他のWebブラウザーの今後の対応が注目される。

 その他Firefox 7では、MathMLへの対応の強化やWebSocketのバージョンアップ(7から8へ)、1200を超えるバグ修正なども施されている。Firefox 6などから7にバージョンアップするには、「ヘルプ」メニューから「Firefoxについて」を選ぶだけでよい。わざわざインストール用ファイルを手作業でダウンロードする必要はない。