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 米IBMは米国時間2011年10月11日、分散コンピューティング環境の管理ソフトウエアを手がけるカナダのPlatform Computingを買収することで同社と合意したと発表した。Platform ComputingのソフトウエアとIBMの高性能システム、ソフトウエアを組み合わせ、コスト削減やデータ管理・分析の簡素化を図りたい法人顧客に提供していく。

 テクニカルコンピューティング分野におけるサーバー、ストレージ、システムソフトウエアの市場規模は2014年に185億ドルになると予測されており、IBMはこの分野の事業を拡充し「Smarter Planet」と呼ぶ、交通、環境、エネルギー、医療分野の課題を解決する同社の取り組みを推進する。

 Platform Computingが手がけているのは、部署単位のクラスターから大企業のグリッドまで幅広い共有コンピュータ環境を統合・管理するソフトウエア。これらの高性能コンピューティング(HPC)は、シミュレーションやコンピュータモデリング、コンピュータ分析といったリソース集約型アプリケーションに利用され、金融サービス、製造業、デジタルメディア、生命科学、政府機関、研究、教育などの分野で使われている。

 Platform Computingは、スイスのCERN(欧州合同原子核研究所)、米Citigroup、ドイツInfineon Technologies、東京大学など約2000の法人顧客を持つ。同社のソフトウエアがIBMの「System x」「BladeCenter」「Power Systems」「System Storage」といった高性能プラットフォーム、運用管理ソフトの「Tivoli」、アプリケーションインフラ「WebSphere」を補完するとIBMは説明している。買収後は、Platform Computingの事業をIBMの「Systems and Technology Group」に移管する予定。

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