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写真●ガートナー ジャパンの山野井聡リサーチ部門代表 バイスプレジデント
写真●ガートナー ジャパンの山野井聡リサーチ部門代表 バイスプレジデント
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 「ITリーダーの条件は俯瞰的な眼で情報設計ができるかどうかだ」。都内で開催中の「ITpro EXPO 2011」に、ガートナー ジャパンの山野井聡リサーチ部門代表 バイスプレジデント(VP)が登壇(写真)。「3年後に勝ち残るITリーダーの条件」と題して講演した。

 山野井VPは次の世代のITリーダーが備えるべき条件として2つの能力を提示した。1つは俯瞰的な眼で情報設計ができる能力だ。「情報設計と業務設計をどちらも高い水準でこなせるのが理想だが、今後は情報設計の重要性がより高まる」。

 もう1つはITベンダーを管理する能力だ。具体的には、提案や見積もりなどをきちんと評価できる目利き力を指す。「ITベンダーとのやり取りで適切な質問ができるかどうかは8割が交渉力にかかっている。テクノロジーの知識は2割に過ぎない」。

 そのうえで山野井VPは「外部のコンサルタントなどを活用して、企業としてこうした能力を備えた人材を育てていかないといけない。それができないなら外部の人材を登用すべきだ」と指摘する。「あるユーザー企業はCIO(最高情報責任者)をITベンダーから招いている。これが究極の形」とする。

 講演の最後に山野井VPは「円高やユーロ危機など経済状況は混沌としており、ビジネスはスピード勝負の色彩が強くなっている。ITリーダーの育成は待ったなしの状況だ」とし、「今すぐにでもITリーダーの育成を始めないと手遅れになる」と締めくくった。