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 米eBay傘下のPayPalは現地時間2011年10月12日、複数のECサイトでの登録および購入手続きを簡素化する決済システム「PayPal Access」を発表した。消費者はPayPalのユーザー名とパスワードを使って、関連の販売サイトに簡単に登録およびサインインすることができる。

 ユーザーは販売サイトごとにユーザー名やパスワードを入力する必要が無く、最初にわずか2クリック程度の手順でストアアカウントを作成するだけで良い。ユーザーが登録した金融情報は販売サイトと共有されることはなく、ユーザーが承認した場合のみ個人情報を共有するという。
 
 PayPalは1億以上のアクティブアカウントを持っており、販売事業者はPayPal Accessに参加することでこれら潜在顧客へのリーチが期待できる。また販売サイトでのログインやアカウント作成の手続きを簡素化することにより、成約率を高めることができるとしている。PayPalが引用した米Forrester Researchの調査によると、消費者の約4分の1は、オンラインショッピングの際にアカウント登録を求められて商品購入をやめたという。

 またeBayは、アプリケーション開発プラットフォーム「X.commerce」を発表した。開発者と販売事業者をつなぐことを目的とし、eBayのECサイトやPayPal、およびパートナーの技術を取り入れる。買い物かご、決済、在庫管理、検索エンジン最適化(SEO)、税金管理といった機能も提供し、ソーシャルやモバイルおよびローカルコマース向けのアプリケーション開発を支援する。オープンソースのECプラットフォーム「Magento」を統合するほか、米AppleのモバイルOS「iOS」向けソフトウエア開発キット(SDK)も近いうちにリリースする予定。

 なおMagentoでは、米Facebookのサイトにおけるソーシャルグラフ(ユーザーの交友関係情報)を外部から利用できるようにする仕組み「Open Graph」を導入する。またeBayのGSI部門が手がけるソーシャルメディア向けフレームワークでもOpen Graphを採用する。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]