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写真●富士通の「Symfoware Server Lite Edition」から、富士通のクラウドサービス上にデータをバックアップしているデモ画面
写真●富士通の「Symfoware Server Lite Edition」から、富士通のクラウドサービス上にデータをバックアップしているデモ画面
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 富士通は2011年10月14日まで開催中の「ITpro EXPO 2011」展示会で、業務データのBCP対策を安価に実現するシステムの提案を展示している。

 展示している提案内容は、主に中小企業が自社内で運用している顧客管理などの業務システムを想定したもの。バックアップの対象を業務システムのデータベースだけに絞り込み、データベースのバックアップ、災害発生後のリカバリー、再セットアップの機能を、富士通のソフト製品とクラウドサービスの組み合わせで提供する。

 富士通の説明員によれば、東日本大震災の後、中小企業の間でも「業務システムにBCP対策を施したい」というニーズが高まっている。だが、「いざBCPを実現しようとした場合に、費用の面で二の足を踏むケースが多い」(説明員)という。

 「お客様が業務を継続させる上で最低限重要なのは、業務システムのデータベース。災害が起きてシステムに被害が及んだ場合、パッケージソフトやアプリケーション、サーバー機は、システムインテグレーターやベンダーの力を借りればなんとか復元できる。しかし業務データばかりはお客様の手元にしかないので、喪失したらどうしようもなくなってしまう」と富士通の説明員は話す。「業務データだけは最低限保護できる、機能を絞って費用を抑えたBCP対策の提案を作った」(同)。

 具体的には、富士通のデータベース管理用ミドルウエア「Symfoware Server Lite Edition」と、同社のパブリック・クラウドサービスである「FGCP/S5」を組み合わせる。FGCP/S5上の仮想マシンを、災害対策用のバックアップ先として使う。リアルタイムバックアップなど大規模なシステムに求められる機能は省いている。

 Symfoware Server Lite Editionは、2011年7月に販売を開始した新製品で、中小規模システムをターゲットとしている。データベースの導入や運用を支援する技術「スマート・テクノロジー」を搭載しており、GUIを使って簡単にリカバリーができる機能や、Symfoware側で設定内容を最適化する機能を備える。専門の技術者がいなくても、業務データのバックアップやリカバリが容易に実施できるという。

 デモでは、Symfoware Server Lite Editionを使って構築した業務システムの例を見せた。通常時は、Symfoware Server Lite Editionの機能を使って、業務データをFGCP/S5上の仮想サーバーにバックアップする(写真)。災害発生時には、代替システム上に実装したSymfoware Server Lite Editionのリカバリー機能を使って、業務データをFGCP/S5から取り込む。