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写真1●創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるRen Ng氏
写真1●創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるRen Ng氏
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写真2●Lytroカメラ
写真2●Lytroカメラ
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 米Lytroは現地時間2011年10月19日、写真を撮影したあとで焦点を調整できるカメラを米国で発売すると発表した。光照射野(Light Field)技術を用いた初めての消費者向けカメラで希望小売価格は399ドルから。同社サイトで注文を受け付けており、2012年初頭に出荷を開始する。

 Lytroカメラは、光照射野センサーによって、光線の色や明暗度、方向といった被写体のすべての光線情報を記録し、後から自由にピントの合う場所を変更できる。3Dディスプレイでの再生にも対応する。撮影時に焦点を合わす必要が無いため、シャッターを押してから撮影までのタイムラグが無くなる(関連記事:米新興企業がピント合わせ不要のカメラを開発、光照射野技術ですべての光線情報を記録)。

 8倍光学ズーム機能、f/2レンズを備え、解像度は11メガレイ(光照射野センサーがとらえる光線数)。外形寸法が41mm×41mm×112mmの角柱型で、重さは214グラム。ストレージ容量は8Gバイトまたは16Gバイトで、それぞれ350枚と750枚の画像を保存できる。8Gバイトモデルは399ドル、16Gバイトモデルは499ドル(プロモーションビデオへのリンク)。

 写真をパソコンに取り込んで再生、加工、共有するための無償の専用ソフトウエアは「Mac OS X 10.6」以降に対応する。Windows版は2012年にリリースする予定。

 Lytroの設立は2006年。これまでに米Andreessen Horowitz、米Greylock Partners、米New Enterprise Associatesといったベンチャーキャピタルから5000万ドルの出資を受けている。創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるRen Ng氏は光照射野に関するコンピュータ科学の論文で、2つの博士論文賞をとった人物。最高技術責任者(CTO)は、米Silicon Graphics(現SGI)創設者メンバーのKurt Akeley氏。エンジニアリング担当副社長は、米Palm(2010年に米HPが買収)で「webOS」のチーフアーキテクトだったAdam Fineberg氏が務めている。

[発表資料(PDF文書)]