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 KDDIは2011年10月24日、2011年度第2四半期の決算を発表した。2011年4~9月期の連結決算では、売上高が1兆7432億8700万円(前年同期比1.4%増)、営業利益が2667億4600万円(同7.6%増)の増収増益だった。

 会見後の質疑応答やカコミ取材では、決算数字そのものよりも、10月14日に発売した「iPhone 4S」(関連記事)に関する質問が数多く出た。主なやり取りは以下の通り。


iPhone 4Sが2012年3月期の販売台数に与える影響は。

 販売したばかりで、現在は数字を開示できるレベルにない。2011年度通期でスマートフォンは500万台を超えるだろう。

スマートフォンの販売台数を2011年度通期で500万台とあったが、業績見通しは据え置くのか。

 通期の見通しにおけるiPhone 4Sの影響をまだ読み切れていない。

総務省から10月21日に、900MHz帯割り当てに関する開設指針案が出た(関連記事)。900MHz帯の割り当て申請を行う、あるいは700MHz帯を申請するなど、考えを聞かせてほしい。

 社内でこうしていこうという方針を最終決定していない。ただ、なぜこれだけ(携帯電話網のトラフィックを無線LANなど他の網に逃がす)オフロードに注力しているのかと言えば、周波数帯が不足しているからで、現在のビジネスポイントだ。状況を勘案して、900MHz帯の割り当て申請をするのか決めたい。

iPhone 4SのMNP(番号ポータビリティ)に対する影響は。

 iPhone 4Sの効果は14日からデータを取り始めたところであるが、(他の期に比べて大きくKDDIへの流入数が増加している)資料の棒グラフの右端を見て想像してほしい。

iPhone 4Sの評価は。

 新規契約と機種変更で比較すると、新規契約の割合が約30%ある。投入効果は大きいと感じている。

iPhone 4Sが100万台程度売れると見込んでいるのか。

  今回、スマートフォンの通期見通しを100万台上積みしたことについては、100万台というのはかなり固めに見た数字で、まだブレが読み切れていない。当社のauショップも取り扱い店数を約850店から約2600店に増やしたし(関連記事)、量販店など販売チャネルも増加させている。こうした状況をもう少し見てみたい。

NTTドコモがLTEサービス「Xi」向けのスマートフォンを出したが。

 データ通信料金は、キャンペーンではあるが月額4410円(関連記事)。正直、かなり踏み込まれたという印象だ。とはいえ、期間限定であり、当社の販売には関係ない。そこまで踏み込んだのは、既存の3Gから(LTEの)Xiに早くオフロードをかけたいのかと想像する。追随するつもりはない。

 音声側も24時間1400円程度で無料通話としたが、こちらもあまり影響はない。24時間無料通話を考えないわけではないが、すでに「指定通話定額」というサービスをやっている。こちらも追いかけるつもりはない。

KDDIのiPhone 4Sは、キャリアメールに制限があったりビデオ通話機能 「FaceTime」に非対応だったりするが、その影響は。

 現時点での影響はないが、差分対応はする。

つながりやすさの比較記事が出ているが。

 あの通りではないかと思う。今は新800MHz帯と2.1GHz帯の両方で通信できる。新800MHz帯のエリアを心配される方もいるが、結構、設備は設置できている。

iPhone 4Sは期待通りか。

 期待以上だ。数字を見ると予想よりも「ああこうなんだ!」と驚きがあるが、(数字に関しては)言わないことにしている。

■変更履歴
記事公開当初、一つめのQ&Aの回答部分で「100万台は超えるだろう」としていましたが、正しくは「スマートフォンは500万台を超えるだろう」です。二つめのQ&Aの質問部分で「iPhone 4Sを販売してもその数字は据え置くのか」は「業績見通しは据え置くのか」に訂正します。また、六つめのQ&Aの質問部分で「iPhone 4Sの100万台という見通しに変わりはないか」は「iPhone 4Sが100万台程度売れると見込んでいるのか」に、その回答部分で「100万台というのは」は「今回、スマートフォンの通期見通しを100万台上積みしたことについては」に訂正します。本文は修正済みです。お詫びして訂正します。 [2011/10/25 11:00]