PR
写真1●StarBoard Link DRの機器全体像
写真1●StarBoard Link DRの機器全体像
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●StarBoard Link DRで想定する利用シーン
写真2●StarBoard Link DRで想定する利用シーン
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●ケースに収めて運ぶ際のイメージ
写真3●ケースに収めて運ぶ際のイメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 日立ソリューションズは2011年10月25日、同社の電子ホワイトボードシリーズ「StarBoard」の新型機種「StarBoard Link DR」を発表した。10月26日より販売開始する。出荷は年末となる。

 StarBoard Link DRは主に、A0サイズの大型図面を扱う仕事現場に向けた製品。製造業、建設、電力やガスといったインフラ分野、土地利用図などを扱う官公庁や地方自治体での利用を想定している。スクリーンをテーブル上に設置し、テーブル用のプロジェクタで、スクリーンに図面を投影する(写真1)。

 センサー機能を搭載しており、指によるタッチ操作やスタイラスペンなどによる操作が可能。図面を拡大・縮小したり、図面に記号や注釈を書き込める(写真2)。手書き文字は文字認識機能によりテキストデータに変換可能。書き込みをした図面はPDFファイルとして保存できる。

 他のStarBoardシリーズとLAN経由で接続することにより、図面や書き込みの内容を遠隔地とリアルタイムで共有可能。StarBoard Link DR上で表示している図面や、図面への書き込み内容がそのまま他のStarBoardシリーズに投影される。

 StarBoard Link DRでは可搬性も重視した。スクリーンを専用のケースに入れて、プロジェクター機器などを旅行用トランクなどに入れれば、一人で持ち運べる(写真3)。「テーブル上に投影するタイプの製品は他社からも出ているが、いずれも重量が重く、StarBoard Link DRのように一人で持ち運ぶのは難しい」(星勝美グローバル事業統括本部IMS本部システム部部長)。

 建設業の現場では、A0サイズの大型図面を使って作業を進めるのが一般的。現状、多くの現場では紙の図面を使っているが、印刷コストを気にして図面への書き込みを控えるため、最新の図面を印刷せず前の版をそのまま使う、といったことがしばしば見られるという。また、現場から本社の設計部に不明な点の確認を取る際、手元の図面を見ながら電話をするスタイルだと、お互いにどこの個所の話をしているのかが分かりづらい。このようなことから、作業に関わっている人同士の意思疎通が行き届かず、工事のミスや手戻りがなかなか減らないという課題があったという。「StarBoard Link DRを使うことで、紙の図面にまつわる様々な問題の解決が見込める」(星部長)。

 製品構成は、スクリーンシート、タッチセンサー、プロジェクターの台座など。別途、ソフトウエアを稼働させるパソコンと、机上に投写できるタイプのプロジェクターが必要。プロジェクターについては、すでに市販されているプロジェクターが使える。ただし、日立ソリューションズとしては、StarBoard Link DRが備える設置用のガイドで想定している日立グループ製の新型プロジェクター(年内出荷)を推奨するという。

 価格はオープン。日立ソリューションズが推奨する日立グループの新型プロジェクターとセットにした場合の市場推定価格は70万円程度。StarBoard Link DRを使うためのパソコン用ソフト「StarBoard Software for Business 1.0」のライセンスが1つ付く。StarBoard Software for Business 1.0の追加ライセンスは1つ当たり7万3290円。

 日立ソリューションズの電子ホワイトボードであるStarBoardシリーズは1998年から販売中。主に文教分野で売れており、71カ国で約19万5000台の販売実績があるという。今回のStarBoard Link DRは業務用途にターゲットを絞って開発したはじめての製品。同社は今後のStarBoard Link DRの販売動向を見ながら、他分野に向けて製品のバリエーションを拡充する意向。