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E&Q マークのラベルは、リサイクル事業者が納品したトナーカートリッジの箱に添付される
E&Q マークのラベルは、リサイクル事業者が納品したトナーカートリッジの箱に添付される
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日本カートリッジリサイクル工業会の白崎弘隆会長
日本カートリッジリサイクル工業会の白崎弘隆会長
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 ページプリンターのトナーカートリッジをリサイクルする事業会社で構成する日本カートリッジリサイクル工業会(AJCR)は2011年10月25日、環境管理と品質管理の一定の基準を満たしたトナーカートリッジに「E&Q マーク」を付ける制度を導入すると発表した。

 リサイクル品のトナーカートリッジとは、メーカー純正品のカートリッジを回収し、リサイクル事業会社で清掃して改めてトナーを充填したもの。新品のトナーカートリッジの半額ほどで購入できる。同社の資料によると、2010年には全体の23.2%に相当する508万6000本のトナーカートリッジが利用された。

 ところが、格安のトナーカートリッジの中には、プリンターメーカー純正品の外見やパッケージを精巧に真似た模造品や、品質が低いにもかかわらず純正品と関連があるように見せかけた模倣品がある。これらは主に海外で製造されており、品質が劣り、トナー漏れなどのトラブルも多かった。また、模造品や模倣品はリサイクル製品ではないので、二酸化炭素の削減効果も無い。
 そこで、これらの粗悪品と国内のリサイクル品を区別するために、一定の基準を満たしたトナーカートリッジに「E&Qマーク」のラベルを貼付する。E&Qは「ECO & QUALITY」の略で、環境管理基準24項目と、品質管理基準9項目を満たした製品にだけラベルが発行される。例えば品質基準では、「純正品の印刷枚数に対し90%以上印刷できなければならない」といった規定がある。E&Qマークには製品ごとに8けたの数値が記載され、これを見れば、そのトナーカートリッジをリサイクルした事業者名をAJCRのWebサイトで調べられる仕組みになっている。実際の審査はビューローベリタスジャパンが担当する。

 AJCRの正会員は32社あり、2011年12月までにそのうち20社がE&Q制度を導入。およそ87%のリサイクルカートリッジにE&Qマークが付く見込みだ。これにともない、これまで各社が独自の基準で付けていた「トナーカートリッジ・リユースラベル(環境ラベル)」は使われなくなる。