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 サイトコアは2011年10月26日、マーケティング分析機能を強化したWebサイト構築/運営ソフトの新版「Sitecore Customer Engagement Platform」(Sitecore CEP)の提供を開始した。簡素化されたエンゲージメント分析機能や多変量テスト機能などを追加したことで、販促施策の効果測定などを容易にした。価格は、225万円(税別)から。

 Sitecore CEPは、Webサイトを使ったマーケティング/販売促進を支援するソフトである。見込み客によるWebサイト上での行動を点数化し、これを利用することで、個々の見込み客に 適したWebページの案内やメールによる個別連絡など、見込み客との距離を縮めるための各種の施策を自動的に実施できるようにする。これまで専門家がExcelを駆使して行っていたデータ分析作業を簡素化/自動化する。

 今回の新版では、マーケティング分析機能を強化/追加した。

写真1●Webサイトのトラフィックとエンゲージメント値を示した分析レポート画面
写真1●Webサイトのトラフィックとエンゲージメント値を示した分析レポート画面
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 強化点の一つは、一般的な手法よりも簡素化した独自の手法によって、エンゲージメント分析を簡単に実施できるようにしたこと(写真1)。エンゲージメント分析とは、個々の見込み客やサイト流入経路がWebサイトの販促活動にどれだけ深く接しているか(実際の販売へとつなげられるか)を数値化すること。詳細ページを閲覧したら5点、誘導メールから流入してきて資料請求したら50点、というように、Webサイト全体を通して単純に点数を積み上げていく方式とした。

見込み客の行動を数値化し、数値に応じて販促施策を自動実行

写真2●エンゲージメント値の変化に応じて自動実行する販促施策の設定画面
写真2●エンゲージメント値の変化に応じて自動実行する販促施策の設定画面
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 エンゲージメント分析によって、顧客ごとやサイト流入経路ごとに、エンゲージメント値を把握できる。さらに、エンゲージメント値の変化に応じて、販促施策を自動的に実行するワークフロー/ジョブスケジューラ機能を提供(写真2)。メールによるフォローアップなどの適切なコンテンツを適切なタイミングで顧客に提示することで、販促活動を自動的に次の段階へと進められるようにする。最終的にはCRM(顧客関係管理)システムや営業担当者と連携することで、販売に結び付ける。

写真3●多変量テストの設定画面。着地ページの案を数パターン用意し、これらの効果を計測する
写真3●多変量テストの設定画面。着地ページの案を数パターン用意し、これらの効果を計測する
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 新版ではまた、多変量テストの設定/実施機能を追加した(写真3)。多変量テストとは、着地ページに表示させる情報の組み合わせなどを複数パターン用意し、それらの効果を一度にテストすること。見たままのイメージでテスト用のWebページを数パターン作成し、ページをランダムに表示させてそれぞれの効果を測定できる。

 なお、Sitecore CEPのベース部分には、CMS(Webコンテンツ管理システム)を採用している。Webページの内容と見栄えを別々に管理し、スマートフォンやパソコンなど、アクセスするデバイスに応じて動的にコンテンツを生成する仕組み。こうしたCMS機能と連動するかたちで、各種のマーケティング分析機能を組み合わせている。Sitecore CEPの稼働環境は.NETで、Windows Server上で動作する。