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 ドイツSAPは現地時間2011年10月26日、2011年第3四半期の決算を発表した。国際会計基準(IFRS)に基づいた売上高は34億900万ユーロで前年同期と比べ14%増加した。純利益は12億5100万ユーロ(希薄化後1株当たり利益は1.05ユーロ)で同150%増加した。

 ソフトウエアおよびソフトウエア関連サービスの収入は26億9100万ユーロで前年同期比16%増加した。ソフトウエアの売り上げは同28%増の8億4100万ユーロだった。コンサルティングを含む専門サービスなどの収入は7億1800万ユーロで同5%増加した。

 地域別業績を見ると、欧州/中東/アフリカ(EMEA)の売上高は前年同期比11%増の16億6300万ユーロ、米大陸は同13%増の12億2200万ユーロ、日本を含むアジア太平洋地域は同22%増の5億2400万ユーロだった。

 今後の見通しについては、2011年7月時点の業績予想を維持した。2011年通期の非IFRSベースのソフトウエアおよび関連サービス収入は前年比10~14%増、営業利益率は44億5000万~46億5000万ユーロとしており、いずれも上限に近い業績を期待している。

 なお当期の主な増益要因は、同社子会社のTomorrowNowをめぐる米Oracleとの訴訟関連の引当金が7億2300万ユーロ縮小したことである。SAPはTomorrowNowの訴訟で、2010年11月にOracleに13億ドルの損害賠償を支払うよう命じられたが(関連記事:SAPに13億ドルの支払い命令、Oracleの著作権侵害で)、裁判所は2011年9月にこれを2億7200万ドルに減額する判決を下した(米Wall Street Journalの報道)。

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