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WebSAM Invariant Analyzer Ver1.4の分析画面
WebSAM Invariant Analyzer Ver1.4の分析画面
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 NECは2011年11月2日、一般的なシステム監視ソフトでは検知できないサイレント障害を、性能測定値の相関関係の崩れを元に検知するソフトの新版「WebSAM Invariant Analyzer Ver1.4」を販売開始した。新版では適用規模を拡大し、機能面で大規模システムに対応するとともに、小規模システム向けの廉価版を用意した。同年12月28日に出荷する。

 WebSAM Invariant Analyzerは、サーバー単体の性能監視だけでは検知しにくいシステム障害を、複数サーバーの性能値の相関関係を利用して検知するソフトである。二つの性能値の間に相関関係がある場合、この関係をモデル化/関数化して管理する。相関関係にあるサーバー同士の性能値の変化が相関モデルから外れた場合(いつもと違う挙動を示した場合)、障害が発生しているとみなす。

 分析画面となるGUI上では、マップや円グラフにより、障害個所や影響範囲を視覚化する。例えば、マップ画面では、サーバー機などのシステム要素を点で表現し、要素間の相関関係を線で結んで表現する。性能値の相関が崩れた場合、いつもとは異なる挙動の中心要素を赤い点で示し、その影響が及ぶ要素(線でつながっている点)を青い点で示す。さらに、いつもとどのくらい違うのかを、マップ上に表す赤い点の高さで表現する。

 同ソフトは性能値の分析ソフトであり、インプットとしてシステム性能監視データをCSV(カンマ区切り形式)データとして与える。別途、WebSAM MCOperationsなどのシステム監視ソフトと連携させることで、稼働中のシステムに対するリアルタイムな障害検知が可能になる。稼働OSは、分析サーバーがWindows Server 2003/2008、Red Hat Enterprise Linux。管理コンソールがWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008。

価格/機能/製品連携で、適用領域を拡大

 今回の新版では、CPU使用率やメモリー/ディスク使用率などの、分析可能な性能カウンター(分析対象の性能要素)の数を、従来版の3万件から100万件へと拡大した。これにより、多数のサーバー機を抱えた大規模データセンターや、監視対象が豊富なネットワーク機器を含むシステムなど、大量のカウンターを対象にした分析が可能になった。

 新版ではまた、導入費用を下げた。小規模向けに、監視性能値1000カウンターまでに限定し、1000カウンター分のライセンスを付けた「エントリー版」を用意した。一方、大規模向けには、ボリューム割引を採用した(分析対象が10万件の場合で従来比2割減)。

 それぞれの価格(税別)は以下の通り。エントリー版は、400万円で、保守料金が月額4万4000円。5000カウンター分のライセンスを含んだ通常版は、1150万円で、保守料金が月額12万5000円。カウンター追加ライセンスの価格は、1000カウンターが57万5600円、保守費用は月額6300円。1万カウンターが1150万円、保守費用は月額12万5000円。