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 デジタルガレージは2011年11月2日、複数のソーシャルメディアに投稿したコンテンツを一元的に管理できるWebサービス「Memolane」を日本で展開するため、開発元の米ベンチャー企業メモレーンと資本・業務提携したと発表した。

 Memolaneは、ユーザーがSNSや画像共有サイトなどにばらばらに投稿していたテキストや写真、動画、位置情報などを、アルバムのようにまとめて時系列で眺められるようにするサービス。リアルタイムの情報共有に活用されることの多いTwitterなどと異なり、ソーシャルメディアへの過去の投稿内容を保管することに主眼を置いて開発されているのが特徴だ。

 具体的にはFacebookやTwitter、Flickr、foursquare、Instagram、Youtubeなどの既存アカウントを、ユーザーがあらかじめMemolaneに登録する。Memolaneでは、個々のソーシャルメディアが提供する外部連携用のAPIを通じてユーザーの投稿内容を収集し、「Lane」と呼ぶ横スクロール型のタイムライン上にサムネイルとして掲載する。日時やキーワードを指定してコンテンツを絞り込んで表示することも可能だ。

 加えて、Memolane自体もSNSの機能を持つ。自分のLaneをインターネット上に公開したり、知り合い同士でMemolaneのアカウントをフォローし合ったり、複数のユーザーが共同でLaneを作成したりできる。Laneの中に掲載されるコンテンツの公開範囲を、ソーシャルメディア単位やコンテンツ単位で制御するプライバシー機能も備える。「Twitterのつぶやきは一般公開するがFacebookへの投稿は知人だけに見せる」「この写真は家族だけ閲覧可能にする」といった使い方だ。

 現在は英語版だけだが、デジタルガレージとメモレーンは2011年内に日本語版をリリースする予定。また、日本のソーシャルメディアとの連携も今後進める。

 デジタルガレージの佐々木智也上級執行役員・メディアインキュベーション本部プロダクト部長は本日開催された記者説明会で、メモレーンとの提携の背景について「当社はTwitterなど海外の革新的なソーシャルメディアを日本へ持ち込み、日本のソーシャル文化の形成を支援してきた。一方で日本発のサービスを海外へ展開している。こうした活動の一環としてMemolaneを日本に導入し、ソーシャルメディアの新たな価値を提供する」と説明した。

 また会見にはメモレーンの共同創設者でCEO(最高経営責任者)を務めるエリック・ラジェ氏も出席し、同社の設立理由を語った。同氏はまず「ソーシャルメディアにコンテンツを投稿し、多くの人と共有する行為が日常的になっている。ただしユーザーは様々な端末から色々なメディアにアップロードするので、それらをすべて管理するのが困難になっている」と指摘。その上で「だからこそ“ソーシャルメディアの新しい閲覧方法を提示するには最適なタイミング”と捉えてメモレーンを立ち上げた。これはソーシャルメディアの“ハブ”となるサービスだ」と話した。