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 米Grouponは現地時間2011年11月4日、店頭株式市場NASDAQで新規株式公開(IPO)を実施した。ティッカーシンボルは「GRPN」。新規公開価格20ドルで3500万株を売り出し、7億ドルを調達した。取引初日は公開価格を40%上回る28.00ドルで始まり、一時は56%増の31.14ドルを付けたが、31%増の26.11ドルで取引を終えた。

 米New York Timesの報道によると、米国IT企業としては2004年の米Google以来、最大規模の上場だという。初日の終値に基づく企業価値は約166億ドルで、米Adobe Systemsより高く、米Yahoo!とほぼ同じ規模だと米Wall Street Journalは報じている。

 Grouponは2008年11月にクーポン共同購入サイトを立ち上げた。食事や商品購入に関する割り引き情報を提供し、一定数の購入希望者が集まった場合にクーポンを配布する。現在約1万人の従業員を抱え、45カ国で事業を展開している。

 2010年12月にGoogleによる最大60億ドルの買収提案を拒否し、2011年6月にIPOの申請書(FORM S-1)を米証券取引委員会(SEC)に提出した。その際2010年の売上高を7億1340万ドルと報告したが、SECの指摘を受けて9月に修正を報告したところ、2010年の売上高は3億1290万ドルに半減した。また、Googleから最高執行責任者(COO)に招いたMargo Georgiadis氏が就任5カ月で辞任するなど、投資家の間で同社に対する懸念が広がっていた(関連記事:Groupon、COOが就任5カ月で辞任、売上高半減の修正報告も)。しかし今回の上場で投資家の需要の高さを示すことになった。