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写真1●Data Domain DD160の外観
写真1●Data Domain DD160の外観
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写真2●EMCジャパンでBRS事業本部長を務める河野通明氏
写真2●EMCジャパンでBRS事業本部長を務める河野通明氏
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 EMCジャパンは2011年11月7日、重複排除(重複除外)機能を備えたデータバックアップ用ストレージのエントリー機種「Data Domain DD160」を出荷した(写真1)。価格は、税込み105万円から。価格の安さを武器に、テープストレージからの置き換えを狙う。販売目標は初年度1000台。

 Data Domainは、データのバックアップ用途に適したディスクストレージである。テープと比べてバックアップ/リストア時間を短縮できるほか、NASとしてアクセスできるため運用が容易である。最大の特徴は、バックアップを効率化する仕組みとして、データの重複を排除して格納データ量を削減する重複排除機能を備える点である。

ラインアップ刷新を契機にエントリー機種に注力

 今回新機種としてラインアップに加えたDD160は、最エントリー機種に相当する。税込み105万円からという価格設定を武器に、価格面の理由からテープを使い続けているユーザー層をディスクバックアップへと移行させる。例えば、4TバイトのデータをLTO5×8巻のオートローダーで1カ月間保持しているユーザーであれば、DD160が適切であるとしている。

 DD160は、既存機種であるDD140(税込み440万円から)の後継機に当たる。DD160の主な仕様は、大きさが2Uラックマウント、物理容量は最大6Tバイト(有効容量3.98Tバイト)、論理容量は40~195Tバイト、データ転送速度は667Gバイト/時である。既存のDD140と比べ、価格を77%下げた一方で、容量を4倍、速度を2.2倍に向上させた。

 なお、DD160では、OSを上位機種と共通化し、RAID6を利用できるようにした(DD140はRAID5)。「RAID6を使えるようになったことで、国内ユーザーの需要を満たせるようになった」(EMCジャパンでBRS事業本部長を務める河野通明氏、写真2)ことから、今回のDD160によって初めて、エントリークラスへの販売を本格化する、としている。

ミドルレンジ機種も新機種へ移行、価格を7割減

 エントリー機種のDD160のほかに、ミッドレンジ機種2製品も後継機を出荷した。DD610の後継機「DD620」と、DD630の後継機「DD640」である。いずれも、価格を下げた一方で性能を向上させた。価格は、DD620で最大71%、DD640で最大51%下げた。それぞれの価格と仕様は、以下の通り。

 DD620は、税込み210万円から。物理容量は最大12Tバイト(有効容量8.3Tバイト)、論理容量は83~415Tバイト、データ転送速度は1.1Tバイト/時である。DD640は、税込み367万5000円から。物理容量は最大42Tバイト(有効容量32Tバイト)、論理容量は0.32~1.6ペタバイト、データ転送速度は2.3Tバイト/時である。