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 「タブレット端末の普及に伴いノートパソコンの市場が脅かされるなか、メーカー各社は急速に米Intelが提唱するUltrabookの採用を進める。これにより、2015年にはノートパソコンの4割以上がUltrabookになる」――。こうした予測を米国の市場調査会社IHS iSuppliが現地時間2011年11月7日に公表した。

 IHS iSuppliによると、Ultrabookがノートパソコンの全出荷台数に占める割合は2011年ではわずか2%。これが2012年には13%に増え、2013年は28%、2014年は38%、2015年には43%になると予測している。

 「メディアタブレットと呼ばれるコンテンツ消費型の端末に対抗するため、ノートパソコンはより消費者を魅了する製品にならなければならず、メーカー各社は進化の必要性を感じている」とIHSの主席アナリスト、Matthew Wilkins氏は述べている。

 Ultrabookは、2011年5月31日に台北で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2011」と9月14日にサンフランシスコで開催された技術会議「Intel Developer Forum(IDF)」でIntelが発表した消費者向けノートパソコンの新構想。ノートパソコンの性能とタブレット端末の機能を併せ持ち、半導体ディスク(SSD)、高速復帰機能「インスタントオン」、1回の充電で8時間以上持つバッテリー性能、厚さ20mm未満の薄型軽量デザインなどが特徴。

 すでに台湾ASUSTeK Computerや台湾Acerが第1弾となる製品を発売しているほか、2011年のホリデーシーズン(11月下旬~12月)に向けて各製品が市場投入される。2012年には第3世代Coreプロセッサ「Ivy Bridge」(開発コード名)を搭載したモデルも登場すると見込まれている(関連記事:Intel、ノートの新カテゴリー「Ultrabook」を発表、ASUSが第1弾製品を投入へIntelがUltrabookの詳細を公開、Microsoftとの協力も強調)。

 IHS iSuppliは、電子機器サプライチェーンの再活性化につながる可能性があると見ている。同社の調査ディレクター/アナリストのLen Jelinek氏は「Ultrabookによってコンピュータ業界は新たなパラダイムシフトを迎えることになる。魅力的な製品価格が実現し、消費者が必需品と捉えるようになれば、半導体サプライチェーン全体が方向転換し、急成長するUltrabook市場に注力するようになる」と述べている。

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