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 米Amazon.comは現地時間2011年11月8日、同社が販売する電子書籍をWebベースで閲覧できるアプリケーション「Kindle Cloud Reader」を、米MozillaのWebブラウザー「Firefox」に対応させたと発表した。

 Kindle Cloud Readerでは、専用アプリケーションを使わずに、Amazon.comの電子書籍リーダー「Kindle」向けのコンテンツをWebブラウザー上で閲覧できる。HTML5をベースに開発し、8月の公開時には米Appleの「Safari」と米Googleの「Chrome」のみ対応していた(関連記事:Amazon.com、電子書籍リーダーのWebアプリ版「Kindle Cloud Reader」を公開)。

 今回の対応ブラウザー拡大により、Safari 5以降(Mac OS X/Windows/iPad版)、Chrome 11以降(Mac OS X/Windows/Linux/Chromebook版)に加え、Firefox 6以降((Mac OS X/Windows/Linux版)でKindle Cloud Readerを利用できるようになった。米Microsoftの「Internet Explorer(IE)」など他のブラウザーのサポートも予定している。

 Amazon.comはAppleのモバイルOS「iOS」搭載端末でKindleコンテンツを閲覧するための専用アプリケーションをも提供しているが、Appleの規定によりアプリケーション内で販売するコンテンツは売り上げの30%をAppleに徴収されている。またアプリケーション内から自社コンテンツストアにリンクを張ることも禁じられているため、7月よりKindleコンテンツ配信サイト「Kindle Store」へのリンクを専用アプリケーションから削除している(関連記事:iPhone/iPadアプリの提供各社、App Storeのポリシー変更に対応)。Kindle Cloud Readerは、Appleによる規制や売り上げマージンの問題を回避するための策だと見られている。

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