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 全世界で稼働中のスーパーコンピュータの500位までの性能を集計しているTOP500プロジェクトが米国とドイツで現地時間2011年11月14日、最新のTOP500ランキングを発表した。前回6月のランキングに続き、理化学研究所と富士通の共同開発による「京(けい)」が首位を獲得した。

 京はLINPACK性能(ベンチマーク)で10.51ペタFLOPSを達成し、2位である中国国防科学技術大学(NUDT)の「天河一号A(Tianhe-1A)」(ベンチマークは2.57ペタFLOPS)に比べ、4倍の差をつけた。京は70万5024個のSPARC64プロセッサコアを搭載し、世界で初めて毎秒1京回を超える演算性能を実現した。

 開発途中であった2011年6月に1位を獲得し、海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」(NECが開発)以来、日本勢としては7年ぶりの快挙となった。6月時点の性能は8.16ペタFLOPSだった。

 3位は米Crayの「Jaguar」(ベンチマークは1.75ペタFLOPS)、4位は中国の曙光(Dawning)が開発した「星雲(Nebulae)」(同1.27ペタFLOPS)で、5位にNEC/Hewlett-Packard(HP)の「TSUBAME2.0」(同1.19ペタFLOPS)が入った。上位10システムは6月ランキングと同じ顔ぶれだった。

 今回のTOP500では、39システムがGPUを活用し、全体の62%が6コア以上のCPUを搭載している。米Intel製プロセッサを採用するシステムが76.8%を占め、米AMD製「Opteron」ファミリーは12.6%、米IBM製「Power」が9.8%だった。

 ランキングの全リストは TOP500プロジェクトのサイトに掲載している。

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