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 米Amazon.comは現地時間2011年11月14日、タブレット端末「Kindle Fire」と電子書籍リーダー端末「Kindle Touch」について、出荷を前倒しすると発表した。Kindle Fireはすでに発送を開始しており、事前予約した顧客には予定より1日早い14日に届ける。Kindle Touchは、当初21日に出荷開始するとしていたが6日前倒しし、15日に届ける。

 Kindle Fireは同社初のマルチタッチカラーディスプレイ搭載タブレット端末。直販価格は199ドルと、米Appleの「iPad 2」の廉価モデル(499ドル)と比べて半値以下という設定。AmazonによるとKindle Fireはすでに米国サイト(Amazon.com)で最も売れる商品となっており、同社は生産量を計画よりも数百万台規模で増やしている。

 Kindle Touchは従来と同じ白黒の電子ペーパーを備えるが、同社初のタッチスクリーンモデルとなる。Amazonはこのほか9月末に、タッチスクリーンを搭載しないKindleの新モデルも発売している。これら白黒電子ペーパーモデルはいずれもスクリーンセーバーに広告を表示する廉価版「Kindle with Special Offers」を用意しており、それぞれの米国での価格は79ドル(Kindle)、 99ドル(Kindle Touch)、149ドル(Kindle Touch 3G)。

 Amazonは、こうした低価格路線で競合端末との差異化を図る一方、サービスにも力を入れている。Kindle Fireの購入者には、米国で提供している有料の商品配送優遇プログラム「Amazon Prime」を1カ月間無料で試せる特典を付けている。このAmazon Primeは注文日の翌々日までに品物が届く「急ぎ便」を無制限で利用できるというもので、年会費は79ドル。Amazonはプログラムの会員に、電子書籍の無料貸し出しや、映画/テレビ番組のストリーミング配信を追加料金なしで利用できる特典を用意するなど、コンテンツサービスを強化し顧客の囲い込みを狙っている(関連記事:Amazon、米国Prime会員向けに電子書籍の無料貸し出し開始)。

[発表資料1]
[発表資料2]