PR

 NECは2011年11月21日、同社が設計した大学向けハイブリッドクラウド構想が徳島大学に採用されたと発表した。基幹業務はプライベートクラウド、ポータルや学生用メールサービスはパブリッククラウド、演習用のシンクライアントシステムはオンプレミスで運用する。2012年3月から運用を開始する予定だ。

 徳島大学ではこれまで、教育システムおよび業務システムをすべて学内で管理・運用していた。今回、24時間365日のサービス提供、耐災害性の強化、運用上のセキュリティ強化を目的に、NECが提案する大学向けハイブリッドクラウド構想を採用。学外データセンター、パブリック・クラウド・サービス、オンプレミスを組み合わせたIT環境を構築する。

 まず、学務システムや図書館システム、教職員用メールシステムなどの業務システムおよびeラーニングシステムは学外データセンターへ移行し、プライベートクラウドの形態で運用する。一方、学生用のメールサービスには、米Microsoftのパブリック・クラウド・サービス「Office 365 for Eduication」を利用。学内ポータルは、米salesforce.comのクラウド型コラボレーションツール「Chatter」をベースに構築する。

 演習用システムには、パソコンの起動時間、一斉利用時のパフォーマンスの面から、ネットブート型のシンクライアントシステムを採用した。約850台の実習用端末を演習室などに整備して、OSやアプリケーションはサーバーで集中管理する。さらに、同シンクライアントシステムでは教室の外からも利用できる仮想デスクトップ環境も用意する。

 これらのシステムは、NECの統合認証サービス「SECUREMASTER」とオープン・ソース・ミドルウエア「Shibboleth」を用いて統合されており、一つのIDでシングルサインオンできる。