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図1●屋内での利用環境の改善に向けて(UQコミュニケーションズの発表資料より、以下同)
図1●屋内での利用環境の改善に向けて(UQコミュニケーションズの発表資料より、以下同)
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図2●待ち受けの長時間化に向けて
図2●待ち受けの長時間化に向けて
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図3●ハンドオーバー時スループットのより安定化に向けて
図3●ハンドオーバー時スループットのより安定化に向けて
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図4●エリア対策
図4●エリア対策
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図5●導入スケジュール
図5●導入スケジュール
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 UQコミュニケーションズは2011年11月21日に行った会見で、サービスの品質や性能向上に向けて、現在準備中で近く投入予定の三つの取り組みを紹介した(関連記事)。

 第一は、室内利用環境の改善に向けた取り組み(図1)。制御メッセージにHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)を導入する。HARQとは、分割メッセージの再送および合成で受信エラーを減少させる無線再送信技術のこと。これにより、3dB~4dBに相当する分だけ、接続可能エリアが広がるという。屋内受信の可能性が大きく広がるとしている。

 第二は、アイドルモード時のバッテリー保持時間の拡大に向けた対策である(図2)。アイドルモード時には自分宛てのパケットの有無を定期的にチェックし、チェックを行わない間は電源をオフにするが、その電源オフの間隔を示す「ページングサイクル」のダイナミック化でバッテリー保持時間の拡大を実現する。UQコミュニケーションズによると、ページングサイクルを1.28秒から5.12秒に長時間化することでバッテリーの持ち時間は約2倍になるという。

 第三は、ハンドオーバー時の安定性である(図3)。ハンドオーバー時にパケットを損失すると、TCPフロー制御でスループットが低下することがある。そこで、ハンドオーバー時にパケットの損失を基地局側で検出すると、ハンドオーバー先に損失パケットを転送することでスループットを維持する。

 このほか、小セルを利用したエリア内の通信環境改善を積極的に推進していく方針を示した(図4)。2011年度内には、中規模エリアを形成するセル内セル局を約500局整備する。また、2012年度以降はストリートセルなど、よりきめ細かな改善整備実施を検討中という。

 UQコミュニケーションズによると、こうした新技術の導入スケジュールは図5の通りとしている。