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 米IDCが現地時間2011年12月1日に公表した調査レポートによると、「モバイルコンピューティング」「クラウドサービス」「ソーシャルネットワーキング」「ビッグデータ解析」といった分野の支出額は年率18%で伸び続け、これら市場を合わせた成長率は2020年にIT業界全体の成長率の80%以上を占めるようになる。2012年はこうした急成長分野のいくつかで初めての本格的な競争が始まるとIDCは予測している。

 同社によると、2012年のIT業界全体における支出額は前年から6.9%増の1兆8000億ドルとなる見込みで、その20%をスマートフォン、メディアタブレット、モバイルネットワーク、ソーシャルネットワーキング、ビッグデータ解析が占めるようになる。

 このうちモバイル端末(スマートフォンとメディアタブレット)は出荷台数、支出額ともにパソコンを上回るとIDCは予測している。スマートフォンでは米MicrosoftがモバイルOS市場に本格参入して競争がさらに激化するほか、メディアタブレット分野では米Amazon.comの「Kindle Fire」が米Appleの「iPad」に追随する。同様に、廉価なタブレット端末が登場し、中国やインド、インドネシア、ブラジルといった主要新興国市場で台頭する。

 またクラウドサービス分野では、企業向けプラットフォーム市場で競争が激化する。Amazon.com、米Google、米Salesforce.com、米VMwareなどが、米IBM、Microsoft、米Oracleの手ごわい競合相手になるという。

 2012年のIT業界全体の成長は、半分以上が新興国市場によってもたらされるとIDCは見ており、とりわけBRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)やインドネシア、ベトナム、サウジアラビアといった急成長市場にけん引されていくと予測している。

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