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 米Verizon Wirelessは現地時間2011年12月6日、同社が米Googleのモバイル決済サービス「Google Wallet」の導入を拒否したとの報道に対し、反論の声明を発表した。Verizonは「Google Walletを遮断しているとの報道は間違いだ。当社はこの件についてGoogleと金銭面の交渉を続けている」と述べている。

 Verizon広報担当のJeffrey Nelson氏は「Google Walletは、広く利用されている他のモバイルコマースサービスとは異なる。単純にスマートフォンの基本ハードウエアやOSにアクセスするのではなく、新たなGoogle独自のハードウエア要素を組み込まなければならない」と説明した。

 Google Walletは米First Dataの電子決済処理技術を使用した近距離無線通信(NFC)ベースのサービスで、今年9月に開始した。Android搭載端末を店頭の読み取り機に軽くタッチすることで、支払い手続きを完了できる。米Sprint Nextelが販売する韓国Samsung製「Nexus S 4G」が対応している(関連記事:Google、Android端末向け決済サービス「Google Wallet」を開始)。

 米メディア(Computerworld)の報道によると、Googleの広報担当者は12月5日に、VerizonがGoogle Walletをサポートしないことを認めた。Verizonは間もなくリリースするSamsung製「Galaxy Nexus」からGoogle Walletを除外することを望んだという。Galaxy NexusはAndroid最新版「Android OS 4.0」(開発コード名は「Ice Cream Sandwich」)を搭載した初のスマートフォンで、大きな関心を集めている。

 なお、今回の件と関連するかは不明だが、Verizonは米AT&Tおよび独Deutsche Telekomの米国法人T-Mobile USAとともに、モバイルコマース関連事業の合弁会社「Isis」を設立している。Isisでは当初、NFCベースのモバイル決済サービスに取り組む(関連記事:非接触型モバイル決済の合弁会社、AT&TとVerizon、T-Mobileの3社が設立 )。

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