PR
グーグルの復興支援サイト「未来へのキオク」で公開している、宮城県名取市閖上の震災後の様子
グーグルの復興支援サイト「未来へのキオク」で公開している、宮城県名取市閖上の震災後の様子
[画像のクリックで拡大表示]
上の画像と同じ地点を、「震災前」に切り替えたところ
上の画像と同じ地点を、「震災前」に切り替えたところ
[画像のクリックで拡大表示]

 グーグルは2011年12月13日、Googleマップ上で現地を実写した画像が見られる「Googleストリートビュー」機能を利用し、東日本大震災の被災前後の画像を見比べられるサービスを公開した。

 同社では2011年7月から、被害の大きかった東北地方の太平洋沿岸や主要都市周辺を中心に撮影車を走行させ、被災後の画像を撮影している。この画像を今回、ストリートビューで公開した。同社が2011年6月に開設した復興支援サイト「未来へのキオク」では、この機能を利用し、被災地で震災前のストリートビュー画像がある地域について、被災前後の同じ地点の画像をタブ操作で簡単に切り替えられるようにした。

 一般のGoogleマップやストリートビューの画像と同様にAPIを公開しており、学術研究などの用途については無償で利用可能。

 公開期間は無期限。現時点での掲載地域は青森県、山形県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の計82市町村。撮影車の走行距離は4万4000kmに上る。同社では引き続き撮影を進めているといい、今後も順次撮影した画像を公開していく予定。なお、福島第一原子力発電所の周辺地域は撮影していない。

 米グーグル アジア太平洋地域 地理製品開発本部長の徳生健太郎氏は、「1枚の画像だけではなかなか被災地の状況が分からないが、ストリートビューで周りを見回すと状況が分かりやすい。Googleマップの地形表示と併せて見れば、津波の到達点の上下で状況がどう違うのかも把握できる。こうした取り組みにより、震災の記憶を風化させず、長く残していくようにしたい」としている。