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Express5800/SIGMABLADE-M(DC380V対応)の外観
Express5800/SIGMABLADE-M(DC380V対応)の外観
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 NECは2011年12月15日、DC380V電源を採用して電力効率を高めたブレードサーバーきょう体「Express5800/SIGMABLADE-M(DC380V対応)」を販売開始した。2012年1月末に出荷する。データセンターの消費電力を最大で20%削減できるとしている。

 ブレードサーバー(シャーシ)用の電源ユニットとして、既存の電源ユニット(AC100V、AC200V、DC48V)に加えて、新たに高電圧直流給電(HVDC 380V)を利用できる電源ユニットを用意した。データセンターがDC380V電源を供給できることが前提だが、既存の電源と比較して、電力の利用効率が向上する。

 電力効率が高まる理由はこうだ。まず、DC電源はAC/DC変換が必要ないため、変換にともなうロスがなくなる。具体的には、AC電源の場合は、変換効率が高い同社の既存ユニット(AC 200V 80Plus)でも入力電力の92%しか活用できない。また、DC380Vという高電圧であるため、既存のDC48Vと比較して電流が少なくて済み、電力効率が上がる。

 シャーシは6Uサイズで、PCサーバー機を最大8台まで、スイッチモジュールを最大6台まで搭載できる。電源ユニットは最大4個搭載できる。また、外部ストレージを組み合わせて利用する用途に合わせ、DC380V電源を搭載したストレージ「iStorage Mシリーズ」(3モデル)を提供済みである。

 DC380V電源を搭載した場合の価格は、電源2機とファン5個を搭載した基本構成で200万円程度。売れ筋のフルスペック構成時の価格は、PCサーバー「B120b」×8台、ネットワークスイッチ4台、Fibre Channelスイッチ2台、電源ユニット3機の構成時に、2000万円程度。この金額は、AC電源を選んだ場合(1800万円程度)と比べて1割ほど高い。