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 米Wall Street Journal(WSJ)は現地時間2011年12月21日付電子版で、米MicrosoftとフィンランドNokiaが、カナダResearch in Motion(RIM)を共同で買収する可能性があると報じた。事情に詳しい関係者の話として、MicrosoftとNokiaは過去数カ月間、非公式に協議しRIMの買収について検討したと伝えている。

 RIMが2011年12月15日に発表した2012会計年度第3四半期(2011年9~11月)の決算は大幅減益となり、併せて発表した「BlackBerry」の新モデル投入時期の延期も、投資家を失望させた(関連記事:RIM、次世代BlackBerryスマートフォンの投入を延期、2012年後半以降へ)。「進展具合や実現性はまだ不透明だが、非公式であれMicrosoftとNokiaがこうした話し合いを持ったことはRIMの置かれた立場が厳しいことを物語る」とWSJは伝えている。同紙によると、RIMのJim Balsillie共同最高経営者は「売却について真剣に検討するのは、2012年のBlackBerryの新モデルリリースまで待つ」とコメントしており、買収提案を拒否するとは限らないようだ。

 一方英Reutersは、米Amazon.comもRIMの買収を検討していたことが分かったと伝えている。それによるとAmazonは2011年夏、投資銀行に依頼してRIMとの事業統合の効果などについて検討した。AmazonはRIMに打診したが、RIMはリストラ策や新製品の市場投入、資産の有効活用といった自助努力で業績改善を図るとし、Amazonの提案を断った。