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 国際的ハッカー集団「Anonymous」が米大手シンクタンクにサイバー攻撃を仕掛け、個人情報を盗み出した。米メディア各社(Wall Street JournalWashington Post)が現地時間2011年12月25日に報じたもので、Anonymousは同日出した犯行声明において、サイバー攻撃を1週間続けることを示唆しているという。

 攻撃を受けたのは軍事、経済、政治関連の情報分析を手掛ける米Stratforで、電子メールやクレジットカード情報が盗まれた模様。Stratforは自社のWebサイトが乗っ取られ、顧客の名前が外部サイトに公開されたことを認めている。

 Anonymousの関係者と見られる人物によれば、攻撃の目的は、盗んだクレジットカード情報を使って個人の口座から多額の金を引き出し、クリスマスの慈善寄付を行うことだという。

 Anonymousに関連のあるTwitterアカウントでは、Stratforの顧客リストだとするデータへのリンクが投稿された。リストには米陸軍、米海軍、マイアミ警察をはじめ、銀行、防衛産業の契約事業者、技術関連企業などが含まれる。

 Anonymousは、顧客リストを公開した数時間後、複数の暗号化したファイルへのリンクもTwitterに投稿した。そのファイルには、4000件のクレジットカード番号、パスワード、住所などが含まれている。さらに、寄付の領収書と思われる画像へのリンクも張られている。