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NOOK Tabletの外観
NOOK Tabletの外観
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 米Barnes & Nobleは現地時間2012年1月5日、電子書籍リーダー端末「NOOK」および関連コンテンツを扱うNOOK事業の分離を検討中であることを明らかにした。急成長するNOOK事業に投資するためとしている。

 同社最高経営責任者(CEO)のWilliam Lynch氏は、この方針について「NOOK事業はわずか2年間で膨大な価値を築いた。今こそ、その価値を解き放つ選択肢を探るべき時だ」と述べている。同社は現在、NOOK事業の米国外への拡大に向けて、出版社、小売業者、技術企業など戦略的パートナーと交渉中だという。

 同社は併せてNOOK事業の2011年ホリデーシーズン(2011年12月31日までの9週間)における業績を発表した。モノクロの「NOOK Simple Touch」、フルカラーの「NOOK Color」、タブレット端末「NOOK Tablet」を含むNOOKデバイスの販売台数は、前年の同期間と比べ70%増加した。特にNOOK Tabletが期待以上に好調だったが、NOOK Simple Touchは予測を下回った。

 関連の電子書籍、デジタルニューススタンド、アプリケーションを含むデジタルコンテンツの売上高は前年同期間と比べ113%成長した。特にアプリケーションが急速に伸びているという。

 また、ホリデーシーズンの実店舗の売上高は12億ドルで、前年同期間に比べ2.5%増にとどまった。オンラインストア「barnesandnoble.com」の売上高は3億2700万ドルで同43%増加した。全チャネルにおけるNOOK製品(デバイス、デジタルコンテンツ、関連アクセサリー)の合計売上高は4億4800万ドルで、前年同期間を43%上回った。

 同社が明らかにした2012会計年度(2011年5月~2012年4月)の業績見通しは、総売上高が70億~72億ドル、1株当たり損失が1.40~1.10ドル。デジタルコンテンツ収入は約4億5000万ドルと見込んでいる。

なお同社に関しては、米メディア(Wall Street Journal)が前日、出版事業Sterling Publishingの売却先を探していると報じていた。Barnes & Nobleは2003年にSterling Publishingを約1億1500万ドルで買収した。

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