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 XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)は現地時間2012年1月16日、クラウドコンピューティング環境におけるアプリケーションやサービスの連携強化を目指した技術委員会「Topology and Orchestration Specification for Cloud Applications(TOSCA)Technical Committee(TC)」の発足を発表した。

 TOSCA TCは、セキュリティやガバナンス、コンプライアンスの要件を満たしつつ、複数のベンダーによるクラウドアプリケーションおよびサービスの容易な導入を実現するための標準策定に取り組む。TOSCAの初回ドラフトをもとに仕様の開発と強化を進め、クラウドサービスの相互運用性、サービスのパーツ間の関係、各機能(導入、パッチ、停止)の操作挙動などを定義する。

 初回ドラフト(バージョン0.8.2)はフランスCapgemini、米CA Technologies、米Cisco Systems、米Citrix Systems、米EMC、米IBM、米NetApp、米PricewaterhouseCoopers、米Red Hat、ドイツSAP、ドイツSoftware AG、米Virtunomic、米WSO2が共同で作成し、専用サイトで公開している。

 上記企業のほか、米3M Health Information Systems、米ASG Software、カナダTELUSなどがTOSCAのサポートを表明しているが、クラウドサービス大手の米Amazon.comおよび米Microsoftはメンバーに入っていない。米メディア(InfoWorld)が報じたIBMクラウド標準担当最高技術責任者Chris Ferris氏のコメントによると、この2社に対して参加を呼びかけたという。なお2社は、2009年にIBMが中心となってまとめたクラウドコンピューティングの標準化ガイドライン「Cloud Manifesto」にも参加していない。

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