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 米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は2012年1月18日(米国時間)、拡張が容易なデータベース(DB)のクラウドサービスである「Amazon DynamoDB」を開始した。同社が独自に開発した分散キー・バリュー型データストア(KVS)である「Dynamo」をベースにしたサービスである。データの保存先にSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を使用しており、高速であるとともにDBの拡張性が高いことを特徴とする。

 AWSが2007年に論文発表したDynamoは、「Amazon.com」のショッピングカートのバックエンドなどに使われており、リレーショナルデータベース(RDB)ではない「NoSQL」DBの代表格として知られている。Dynamoは、「キー」と「バリュー(値)」の形式で保存したデータを、複数のサーバーに自動的に分散配置することで、サーバーの台数に比例して処理性能が向上するスケールアウト型の構成となっている。

 Amazon DynamoDBは、AWSが運用するDynamoを、ユーザーがサービスとして利用できるようにしたもの。ユーザーは、読み込みと書き込みの性能(スループット設定)と、保存するデータ量に応じてAWSに料金を支払う。スループットは、ユーザーが自由に設定できるだけでなく、運用中にスループットを上げ下げすることも可能。初期設定では、毎秒1万読み込みまでスループットを拡張可能なほか、個別に交渉することで性能はさらに拡張できる。

 料金は、1秒当たり10回の書き込みができるというスループット設定に対して1時間当たり0.01ドル、1秒当たり50回の読み込みができるというスループット設定に対して1時間当たり0.01ドル。このほか、AWSのクラウドから外部へのデータ転送量に応じた課金(1Gバイト当たり0.12ドルから)がかかる。

■変更履歴
当初の記事では、スループット設定に関する料金の記述が間違っていました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/01/19 17:25]