PR
PoCツール実装前と実装後の比較サンプル
PoCツール実装前と実装後の比較サンプル
[画像のクリックで拡大表示]

 米Googleのパーソナル検索「Search plus Your World」に異議を唱える米Facebookや米Twitterなど複数のソーシャルメディアが共同で構築したコンセプト実証(PoC:Proof of Concept)ツールが「focusontheuser.org」サイトで公開されている。Google検索結果にさまざまなソーシャルメディアの情報を含めるようにするもので、「Googleの検索結果がWeb全体にわたる情報を表示すれば、ソーシャル検索がどれほどすばらしいものになるかを示す」としている。

 Googleが現地時間2012年1月10日に発表したSearch plus Your Worldは、同社の独自SNS「Google+」と連動した機能で、Google+内で共有されている写真や投稿を検索結果に分かりやすく表示したり、キーワード入力中にGoogle+ユーザーの名前をオートコンプリートの候補として提示したりする。キーワードに関連する内容を頻繁にGoogle+に投稿しているユーザーやGoogle+ページ(ブランドおよび組織向けページ)を掲載する枠も設けている(関連記事:Google検索の新機能「Search plus Your World」、検索結果をよりパーソナルに)。Google+のコンテンツを反映しないWeb検索結果のみの表示に切り替える手段も備えているものの、ソーシャル関連情報としてGoogle+のみを対象としていることに対してTwitterなどが強く反発している。

 PoCツールは、ブックマークレットとしてGoogleの「Chrome」、米Mozillaの「Firefox」、米Appleの「Safari」ブラウザーで動作する。Google検索において、Google+だけでなく、FacebookやTwitter、「Flickr」「LinkedIn」「MySpace」「Tumblr」「Foursquare」「Crunchbase」「FriendFeed」などさまざまなSNSを対象に含め、最も関連性の高い情報を優先的に返す。例えばGoogle検索で「cooking(クッキング)」を検索すると、有名な英国人シェフJamie Oliver氏のGoogle+プロフィールへのリンクがソーシャルメディア関連のトップに表示され、同氏がより頻繁に更新しているTwitterのプロフィールへのリンクは提供されないが、PoCツールを実装した場合、Twitterのプロフィールへのリンクが優先的に表示される。

 なお、同ツールはGoogleの検索エンジンとアルゴリズムを使用し、他のサービスやAPIはいっさい使っていないという。focusontheuser.orgサイトでは同ツールのコードのほか、同ツール実装前と実装後の比較サンプルも公開している。

 米メディアの報道(Wall Street Journalの技術系情報サイトAll Things Digital)によると、同ツールはFacebookの製品担当ディレクターでFirefoxプロジェクト共同創設者のBlake Ross氏が中心となって作成し、Googleのモットーである「don't be evil(邪悪になるな)」を名称に当てている。