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写真1●関心空間 代表取締役社長 宮田正秀氏(左)、SIIIS 代表取締役社長 杉山隆志氏(右)
写真1●関心空間 代表取締役社長 宮田正秀氏(左)、SIIIS 代表取締役社長 杉山隆志氏(右)
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写真2●SIIISが関心空間の事業を譲り受けて開発する新ソーシャルサービスの概要
写真2●SIIISが関心空間の事業を譲り受けて開発する新ソーシャルサービスの概要
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 SIIIS(シーズ)は2012年1月25日、関心空間の事業を譲受すると発表した。従業員も引き継ぐ。関心空間が所有するWebサービスや商標なども取得し、「関心」をベースにした新しいソーシャルサービスを開発する。

 SIIISはサイオステクノロジーのグループ会社で、ユーザーが利用する様々なソーシャルサービスのデータを蓄積するサービス「kizna」などを手がける。また佐賀県武雄市のホームページのFacebookページへの移行を担当している。

 関心空間は情報コミュニティサイト「関心空間」や位置情報サービス「Ramblin」などを運営している。関心空間は2001年に開設された、関心事を投稿しキーワードでつながる、ソーシャルメディアの草分け的サービスだ。

 関心空間からSIIISへの事業譲渡は2012年2月1日付けで行われる。譲渡額は非公開。関心空間はSIIISの株主でもあり、同社の代表取締役社長 宮田正秀氏(写真1左)はこれまでもSIIISの取締役を務めている。事業譲渡後もSIIISの取締役を継続する。関心空間は社名を変更、創業者の前田邦宏氏が代表者となる予定。

 開発しようとしているソーシャルサービスを、SIIIS 代表取締役社長 杉山隆志氏(写真1右)は次のように説明する。「『SNS疲れ』という言葉があるように、SNSに気持ち悪さを感じる人もいる。その理由は、現実の人間関係では『Aさんとは仕事で』『Bさんとは趣味の音楽で』といったふうに、特定の分野でつながっているのに対し、SNSでは関心のない情報まで流れてくることにある。SIIISのソーシャルデータ蓄積サービス『kizna』と、関心空間の技術を組み合わせることで、ソーシャルグラフではなくインタレストグラフ、『関心』をベースにした新しいソーシャルサービスを提供できる」(写真2)。

 米国のPinterestなど、インタレスト(興味)を軸にしたソーシャルサービスも出てきつつある。しかし杉山氏は「Pinterestよりももっと“深掘り”できるサービスを作る。かつてあったパソコン通信の会議室のように深い議論が盛り上がり、つながりが拡大する場。そういったサービスはまだない」とする。

 関心空間の宮田氏は「作りたいものはSIIISと一致していた。これまではマンパワーや資金が不足していたため作れなかったが、SIIISと合流することで実現できる」と語る。

 サイオステクノロジー 代表取締役社長 喜多伸夫氏は「サイオステクノロジーはオープンソースソフトウエアとクラウドを中心にビジネスを展開しているが、SIIISを中心に消費者に近いところへもビジネスを広げていく。そのために関心空間という違うDNAが必要であり、その遺伝子を得てさらに事業を展開していきたい」と話す。

 新サービスの名称は「kanshin」となる予定。サービス開始は2012年夏を目標としている。