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写真●記者会見するシャープの片山幹雄社長
写真●記者会見するシャープの片山幹雄社長
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 シャープは2012年2月1日、2012年3月期の連結業績見通しを下方修正すると発表した。純利益は2900億円の赤字を見込む。前回予想の60億円の黒字から一転、赤字に転落する見通しとなった。売上高と営業利益もそれぞれ2兆5500億円(前回予想は2兆8000億円)、0円(同850億円)とし、大幅に引き下げた。

 片山幹雄社長(写真)は通期の業績見通しを下方修正した主因として、国内の液晶テレビ事業の落ち込みを挙げた。「テレビ用の液晶(パネル)は完全にコモディティ化した」(片山社長)と語り、堺工場におけるテレビ用液晶パネルの生産を能力の半分程度に抑えるなど、事業構造改革を加速していく認識を示した。

 業績見通しの修正と併せて同日発表した2012年4~12月期の実績は、売上高が前年同期比18.3%減の1兆9036億7700万円、営業利益が同86.3%減の91億3700万円だった。国内における液晶テレビの収益悪化に加えて、亀山第2工場の操業損や大型液晶パネルの在庫評価減を計上したことなどが響いた。