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写真●会見後のフォトセッションで笑顔を見せる次期社長の平井一夫氏(左)と、現社長のハワード・ストリンガー氏(右)
写真●会見後のフォトセッションで笑顔を見せる次期社長の平井一夫氏(左)と、現社長のハワード・ストリンガー氏(右)
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 「医療を将来のコア事業にする」「モバイル領域にリソースを投入する」――。これは、ソニーが2012年2月2日に開催した説明会で、4月1日に新社長に就く平井一夫氏が語ったものだ。同氏はこの説明会で、今後の重点改革領域として、「コア事業の強化」「テレビ事業の立て直し」「事業ポートフォリオの改革」「イノベーションの加速」を挙げ、必ず実行していきたいとした(写真)。

 このうち、強化するコア事業として示したのがデジタルイメージングとゲーム。いずれも、ソニーがキーデバイスからサービスまでを保有し「垂直統合モデル」による付加価値を提供しやすい分野である。デジタルイメージングでは、センサー、画像信号処理、光学技術といった要素技術にとどまらず、ユーザーのデータをネットワーク上で管理するなどのサービスも提供する。

 平井氏は「最も重要なこと」として、社内の重点領域で培った資産をモバイル領域に投入すると語った。「ソニーならではのモバイル商品を創出する。携帯電話事業の買収で、この動きを一層加速させる」として、スマートフォンだけでなくゲームやビデオレコーダーなどで構成する“スマートモバイル”を集中領域として取り組むことを強調した。

 イノベーションの加速に関して取り上げたのが、「将来のコア事業にする」という医療分野。ソニーが所有するセンサー、信号処理、レンズ、ディスプレイ技術などを内視鏡、X線診断装置に応用することで革新的な製品を開発する。4月1日の人事では、吉岡浩氏が副社長として、メディカル事業とイノベーション推進を担当する。

 平井氏はまとめとして、「社内のリソースを集中領域に大胆に投入してソニーらしい商品を生み出したい」「顧客のライフスタイルを変えていきたい」「日本の存在感を高める一翼を担いたい」と意気込みを語った。