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 ジーエフケーマーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は2012年2月15日、2011年の家電・IT市場の販売動向の調査結果を発表した。パソコン市場は前年比4%増の1504万台で、リテール(小売)、リセール(再販)とも引き続き伸長。タブレット端末も前年の2倍超へと成長している。

 パソコンのリテール市場は前年比6%増の670万台で5年連続のプラス成長。価格下落が買い替え・買い増し需要を喚起した。リセラー市場は同3%増の504万台で、リプレース需要に加え、震災後の節電対策やBCP(事業継続計画)対策も押し上げたとみられる。しかし、金額ではそれぞれ6%減、1%減を記録し、平均価格の下落が響いている。

 タッチスクリーンを備え、iOSやAndroidなどの軽量OSを搭載したタブレット端末は市場全体で同160%増の138万台の大幅増。家電量販店・インターネット販売が同132%増の68万台を占めた。4月に発売された「iPad 2」が前モデルを上回る売れ行きで、さらに夏以降にモデル数が増えたAndroid OS搭載端末が押し上げた。

 PCディスプレイは、市場全体で同4%減の380万台(うちリテール市場は同5%減の92万台)で微減。大画面モデルへの買い替え需要が一巡したことなどから、2年連続の前年割れとなった。新しい傾向では、LEDバックライト搭載モデルや3D対応モデルが増えつつあり、LEDバックライトの構成比は前年の12%から40%に拡大した。

 デジタルカメラは同9%減の957万台と2年ぶりのマイナス成長。コンパクトカメラ(前年比10%減の817万台)、レンズ交換式カメラ(同1%減の141万台)ともに減少したが、ミラーレス一眼が同45%増の49万台と好調で、レンズ交換式カメラの3分の1を占めるまで拡大している。

 携帯電話(スマートフォンを含む)は同6%増の3739万台と2年連続のプラス成長。特にスマートフォンは同140%増の1641万台と大きく伸び、構成比では前年の20%から44%へと半数近くまで拡大した。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信など日本特有の機能・サービスへの対応が進んだことが要因となっているという。