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写真●印刷物をデジタルコンテンツやサービスと連携可能にするリコーのiOS向けアプリケーション「RICOH TAMAGO Clicker」
写真●印刷物をデジタルコンテンツやサービスと連携可能にするリコーのiOS向けアプリケーション「RICOH TAMAGO Clicker」
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 リコーは2012年2月20日、雑誌やカタログ、ポスターなどの紙媒体をスマートフォンの内蔵カメラで撮影することで、撮影対象に関連するデジタルコンテンツなどへのリンク情報を表示可能にするアプリケーション「RICOH TAMAGO Clicker」(写真)を無償公開した。提供するのはiPhone/iPad向けのアプリでApp Storeからダウンロードできる。リコーによれば、「要望が多ければ今後Androidなどへの対応も検討する」としている。

 RICOH TAMAGO Clickerは、印刷物のページ内にある写真や図版、テキスト情報をカメラ経由でクラウドに送り、画像認識させることで、あらかじめサーバーに登録されたコンテンツやサービスへのリンク情報(最大六つまで)と対応付ける仕組みを提供する。写真やテキストをレイアウトも含めた形で認識対象として登録できるため(範囲も任意に指定可能)、別のページで同じ写真が使われていても、異なるリンク情報と対応付けられる。画像認識およびリンク情報の配信には、リコーが同日試験運用を開始したクラウドサービス「Clickable Paper」を利用している。

 印刷物とURLなどのリンク情報を対応付ける仕組みとしては、QRコードや電子透かしなどいくつかの技術が既に存在しているが、(1)斜めに撮った写真や、かなり離れて撮影した写真でも認識できる、(2)写真などに個別に識別用画像を埋め込む必要がない、(3)配布後にリンク情報を変更できる---などの点で競合技術に対する優位性があると同社は説明する。「写真を逆さに撮ったり、一部分だけ撮影したり、多少ピントがボケてもかなりの精度で認識できる」(リコー)と、クラウドを使った画像認識精度の高さについてもアピールしている。

 同アプリに対応した紙媒体としては、2月23日に発売予定の英語学習雑誌「AERA English」(2012年4月号)がまず第一弾として登場する。同社によれば他にも出版社など数社と現在交渉中で、今後さらに増やすことも検討しているという。現在は試験サービスという位置付けのため、コンテンツ提供側もサービス利用料などはかからない。