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成田空港の旅客ターミナルビルに設置されている公衆無線LANのアクセスポイント
成田空港の旅客ターミナルビルに設置されている公衆無線LANのアクセスポイント
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 成田国際空港(NAA)は、旅客ターミナルビル内で提供している有料の公衆無線LANサービスの提供形態を2012年4月1日付で変更する。

 これまでは、NAAが設置・保有するアクセスポイントなどの設備を使い、NAA系列の空港情報通信が「AIRPORT-NET」という名称でサービスを提供していたが、これを3月31日で終了。4月以降は、NAA保有の設備をNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)に運用委託する形に切り替える。

 AIRPORT-NETでは、NTTドコモの「Mzone」、ワイヤレスゲートの「ワイヤレスゲート」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」などとローミング契約を交わしており、AIRPORT-NETのアクセスポイントでポータル画面を開き、各社のID/パスワードを使いログインする仕組みであった。今後は、NTTBPが運用するアクセスポイントから提携各社のSSIDを発信する仕組みとなる。ユーザーにとってはAIRPORT-NET独自の接続設定やログイン手続きが不要になり、駅や喫茶店などに設置されている一般のアクセスポイントと同様の使い勝手になる。

 NTTBPは、NTT東日本/西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモが共同出資して設立した、公衆無線LANネットワークの構築・運用会社。NTTグループ各社から公衆無線LANサービスの運用を受託しているほか、ソフトバンクモバイル、UQコミュニケーションズなどにもアクセスポイントの設備を提供している。

 4月以降に成田空港内で利用できる公衆無線LAN事業者については、「NTTBPが窓口となって調整を進めており、現段階では決まっていない」(NAA)としている。

 こうした有料の公衆無線LANサービスのほか、成田空港では無料の公衆無線LANサービスのアクセスポイントも設置している。第1/第2ターミナルそれぞれの出発ロビー、到着ロビー、出国手続き後のエリアで、約120カ所の無料サービス用アクセスポイントを運用している。有料サービスの契約者に向けて、引き続き有料サービスのアクセスポイントを提供するほか、日本の携帯電話回線を持たない訪日外国人をはじめとする空港利用者の利便性を高めるため、無料サービスも併せて提供する。