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 インテルは2012年2月29日、ビジネスPC向け管理技術「vPro」の現状と今後の方針を記者向けに発表した。インテルの次世代プロセッサ群「Ivy Bridge(アイビーブリッジ:開発コード名)」の発表と同時に、vProの強化版を投入。「運用管理性能、電力性能、処理性能、セキュリティの各要素をさらに強化したPCを提供する」(インテルの宗像義恵取締役副社長)。インテルが提唱する薄型ノートPCカテゴリ「Ultrabook(ウルトラブック)」でもvPro搭載機種が登場するという。具体的な発表時期は2012年4月から6月の模様。

 併せてインテルはvPro搭載PCの導入事例を紹介した。最近は大企業だけでなく中堅・中小企業でもvPro搭載PCが進んでいるという。

 大日本プラスチックスでは、PCのヘルプデスクと資産管理業務にかかる時間を年間135時間削減。三菱化工機ではvProの遠隔管理機能により、PCのダウンタイム削減とサポート品質の向上が実現できたという。

 教育機関や医療機関におけるvPro搭載PCの導入事例も紹介した。社会医療法人高橋病院ではPCの消費電力量を最大63%削減。国立成育医療研究センターでは1日当たりの消費電力を最大38%削減することに成功したという。千葉県立津田沼高等学校では、vPro搭載PCで教員によるPC管理作業の負担が減った。その軽減の度合いは「50分の授業ごとに約5分の効率化」としている。

 インテルのグローバル・セールス&プラットフォーム・マーケティング事業本部でセキュリティー&マネジャビリティー・テクノロジを担当する坂本尊志氏は「昨年の震災を通じて、企業や組織では消費電力の削減や在宅勤務体制を強化する方向性が強まっている。また、生産性の向上やセキュリティ対策への要求が相変わらず高いこともあり、vPro搭載PCの裾野が広がっている」と述べる。

 今後、インテルは運用管理ソフトを提供するITベンダーと協力しながら、vPro搭載PCのソリューションを強化する意向である。