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 NECは2012年3月5日、東海大学において、学生用パソコン約2200台と教職員用パソコン約160台をシンクライアント化したと発表した。さらに、これまで教育研究系と事務系で別々に管理されていた約5万のユーザーIDを統合。今後、プライベートクラウドによるキャンパス間のシステム統合と、全システムへのシングルサインオン実現を目指す。

 今回同社は、学内パソコンの用途に応じて、3つの方式で端末をシンクライアント化した。学生用の教育パソコンには、授業での一斉起動や、CADなど負荷の高いアプリケーションでの利用を想定して、ネットブート型のシンクライアントシステム「Citrix Provisioning Server」を採用。端末起動時間を約50%、端末運用担当者の業務負荷を約75%削減したという。

 主にオフィスアプリケーションを利用する教職員用の業務パソコンには、仮想パソコン型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を採用した。仮想パソコンなので、別のフロアや自宅からも自身のクライアント環境にアクセスできるのが特徴だ。同施策により、サーバーの仮想化と合わせて最大消費電力が約3分の1に削減されたとする。

 また、図書館、学生生活支援室、キャリア支援課の学内共用パソコンとして、新たに約120台の画面転送型シンクライアントシステム「Citrix XenApp」を導入した。

 このシンクライアント化は、同大学が推進しているプライベートクラウドによるキャンパス間のシステム統合の一環だ。さらに今回、これまで教育研究系と事務系で別々に管理されていた約5万のユーザーIDについて、NECの統合認証サービス「SECUREMASTER」を活用してポリシーを統一。今後、ID管理を一元化し、学内の全システムへシングルサインオンできる環境の構築を目指す。