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 日立ソリューションズは2012年3月13日、富士通製メインフレーム「Mシリーズ」(OSはOSIV/XSP)で稼働している情報システムをLinux/UNIXサーバーに移行するサービスを提供開始した。基盤ソフトとして韓国Tmax Softが開発した「Tmax OpenFrame」を利用することで、マイグレーション費用を従来の2分の1以下に抑えられるとしている。サービスの価格は、5000万円程度から。

 サービス名称は「メインフレームリホスティングソリューション」。移行のためのミドルウエアとして、Tmax OpenFrameを利用する。Tmax OpenFrameには、米IBM/富士通/日立製作所など各社のメインフレーム用の移行ソフトがあるが、今回のサービスメニューの下では富士通製のメインフレーム(OSIV/XSP)が対象となる。OSIV/XSPは、製造/流通業を中心に、中規模システムで多く採用されているという。

 移行ミドルウエアであるTmax OpenFrameの特徴は、COBOLやPL/1で書かれた既存のアプリケーション資産を、ソースを書き換えることなく、そのまま移行できることである。このために必要なプリコンパイラや各種ミドルウエアを、一通り提供する。データベース、VSAM、TPモニター、ジョブ管理機能とJCL(ジョブ記述言語)、各種言語処理系などを用意している。

 実際のサービスでは、Tmax OpenFrameによる移行性を事前に評価する工程を設ける。ソースコードに修正を加える必要があると判断した場合はコードを修正するなどして、あらかじめマイグレーションの成功率を確保した上で移行を実施する。なお、日立ソリューションズでは、サービスの提供にあたって、Tmax OpenFrameの技術サポートに強いロンググロウの支援を受ける。

 提供するサービスメニューとしては、(1)事前に移行性を評価する「評価検証サービス」、(2)移行計画と移行方式を設計し、アプリケーション資産を移行する「インフラ構築サービス」、(3)OpenFrame環境を構築し、実際にLinux/UNIX上で動作させる「移行サービス」、(4)移行後の保守を提供する「保守サービス」---の4種類となる。