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 米Dellは現地時間2012年3月13日、ネットワークセキュリティ機器ベンダーの米SonicWALLを買収することで両社が最終合意に達したと発表した。Dellは同買収によりセキュリティ機能を強化することで、企業向け事業の拡充を目指す。

 SonicWALLは1991年に設立され、カリフォルニア州サンノゼに本社を置いている。保有特許は、申請中のものも含め130件以上。現在50カ国に30万社以上の顧客を持ち、1万5000の再販パートナーを抱えている。高度な機能と使いやすさを兼ね備えた各種の統合脅威管理(UTM)製品をはじめ、大企業や政府機関、サービスプロバイダー向けのファイアウォール製品「SuperMassive」、ネットワーク上に広範囲に設置された多数のセキュリティアプライアンスを集約管理する「Global Management System」などを手がけている。

 Dellは、同社セキュリティポートフォリオを補完する存在としてSonicWALLを位置づけ、2011年に買収した米SecureWorksのセキュリティサービスやデータ暗号化サービスのほか、システム管理アプライアンス「Dell KACE」の脆弱性およびパッチ管理機能などの強化を図る。またSonicWALLのチャネルプログラムを、自社の再販パートナープログラム「PartnerDirect」と統合し、既存のPartnerDirectメンバーがSonicWALL製品を再販できる体制にする。

 買収手続きはDellの2013会計年度第2四半期(2012年5~7月)中に完了する予定。SonicWALLの約950人の従業員はDellに異動する。Dellは買収金額について明らかにしていないが、米メディアの報道(Wall Street JournalForbes)によると、10億~15億ドルと見られる。SonicWALLは2010年に、プライベートエクイティ投資会社の米Thoma Bravoが率いる投資グループによって7億1700万ドルで買収されている。

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