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写真1●Symantec Backup Exec 2012のGUI画面
写真1●Symantec Backup Exec 2012のGUI画面
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写真2●米Symantecで情報管理グループプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントを務めるアミット・ワリア氏
写真2●米Symantecで情報管理グループプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントを務めるアミット・ワリア氏
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 シマンテックは2012年3月14日、中規模ネットワークに向けたデータバックアップソフトの新版「Symantec Backup Exec 2012」(写真1)を出荷した。3クリックでバックアップの設定が完了する新たなGUIを採用するなど、選任のシステム管理者がいない中小企業に適した機能拡張を施した。価格は、最小構成で15万4200円(税別)。開発会社は、米Symantec。

 Backup Execは、データバックアップソフト。業務サーバーのデータを、ネットワークを介して、バックアップ用ストレージ(ディスクまたはテープ)に、あらかじめ設定したスケジュールやルールに従ってバックアップする。バックアップ対象の業務サーバーは、Windows、Linux、Mac OS Xなど。オプションで、稼働中のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)やグループウエアを停止させずにバックアップするオンラインバックアップが可能。主な特徴は、業務サーバー側でバックアップデータの重複を排除できることなど。

 新版では、大きく三つの機能拡張を施すとともに、サーバー1~3台の小規模向けのエディション「Small Business Edition」を用意した。三つの拡張機能は、それぞれ、(1)GUIの刷新、(2)DR(災害復旧)機能の拡張、(3)仮想環境向けの機能拡張、である。

GUIを刷新、サーバー単位で管理可能に

 (1)一つ目の機能拡張は、GUIを刷新して設定を簡素化したこと。選任のシステム管理者がいない中小企業であっても簡単にバックアップジョブを設定できる、としている。「社内のエンジニアが設計すると以前と似たGUIにしかならないので、GUIを設計するために外部のコンサルタントに協力してもらった」(米Symantec、製品マーケティング担当VPのアミット・ワリア氏、写真2)。

 具体的には、個々のバックアップジョブの単位で管理していた従来型の画面を廃し、バックアップ対象サーバー単位で管理できるようにした。ジョブの上層に、複数のジョブを束ねた論理ビューを設けたかたち。これにより、サーバーやアプリケーションの視点でバックアップの設定ができる。必要に応じて個々のジョブへとドリルダウンできる。

 サーバー視点の論理ビューを設けたことで、3クリックでバックアップの設定が完了するようになった、としている。1番目にサーバーを選び、2番目に格納先を選ぶ。これにより、該当サーバーのバックアップ設定の規定値が表示される。3番目に、表示された規定値を許可することで、バックアップ設定が完了する、という流れ。

P2V(物理から仮想へ)のシステムリカバリーを可能に

 (2)二つ目の機能拡張は、DR(災害復旧)のためのシステムリカバリー機能を強化し、OSを含めたリカバリー用のバックアップイメージを、仮想環境を含めた任意のサーバー環境に対してリストアできるようにしたこと。従来、システムイメージをリストアする先は、同一のハードウエア環境でなければならなかった。物理サーバー環境のシステムイメージを仮想サーバー環境で復元できるため、災害復旧のためのIT資源コストを削減できる。

 (3)三つ目の機能拡張は、仮想サーバー環境(VMwareやHyper-V)のバックアップイメージに対して、より多くの操作を可能にしたことである。2012年3月に出荷した大規模向け製品「NetBackup 7.5」と同様の拡張を施したとしている。これにより、仮想サーバーのイメージからファイルやアプリケーションデータの単位でデータを抽出できるようになったほか、重複排除機能を利用してバックアップを効率化できるようになった。

サーバー1~3台の小規模なら、グループウエアオプションが付属

 なお、今回から新たに追加したライセンスであるSmall Business Editionは、拡張可能なサーバー台数を3台までに制限し、なおかつ利用可能なオプションを制限する代わりに、Exchange ServerやSharePoint Server向けのオンラインバックアップオプションを最初から添付したエディションである。最小構成は、サーバー1台分のライセンスが付いて、15万4200円(税別)。この金額は、サーバー台数やオプションに制限がない通常版のBackup Execの最小構成と同じである。

■変更履歴
当初、2段落目に「バックアップ対象の業務サーバーは、Windows、Linux、UNIX、Mac OS Xなど」とありましたが、UNIXは対象ではありません。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/03/15 12:45]