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 アマゾン データ サービス ジャパンは、クラウドを利用する日本国内のスタートアップの支援活動を拡大する。「これまで力を入れてきた、サービス開発のための“最初の一歩”の支援だけでなく、世界市場への進出も支援していきたい」(アマゾン データ サービス ジャパン)という。

 手始めとなるのが、米アマゾン ウェブ サービス(AWS)が主催するグローバルのビジネスコンテスト「AWS Start-Up Challenge」のジャパンシリーズ開催。日本国内でクラウドを活用したスタートアップ企業が増えている割には、同コンテストへの応募数が多くないことから、本戦の予選会の位置付けとなるジャパンシリーズを開催することにした。AWSでは「これまでは、英語での申し込みがハードルになっていた」とみており、ジャパンシリーズでは日本語での申し込みを可能とし、その中から優秀作品を選んで本戦に送り出す。次回開催の本戦スケジュールはまだ発表されていないが、例年は11月~12月に行われている。

 支援活動の一環として4月6日に開催するイベント「アマゾン リーンクラウド レボリューションセミナー」では、登壇するスタートアップ企業から優秀者を選出、ジャパンシリーズのファイナリストとする。ここに一般の応募者からのファイナリストも加えて、最終的に本戦に送り出す開発者を選び出す。セミナーでの登壇者は、アマゾン データ サービス ジャパンが技術支援しているベンチャー・キャピタル9社が推薦する、ウォンテッド、MUGENUP、スマートエデュケーション、L is B、クラウドワークス、tritrue、Grow!、マッシュマトリックス、Connehitoの9社だ。

 4月6日のセミナーのテーマとなっている「リーン・クラウド」は、同社が最近になって提唱しているコンセプト。リーン・クラウドの「リーン」は、エリック・リース氏の著書「リーン・スタートアップ」に倣ったもの。「ぜい肉がない」「無駄がない」という意味を持つ英単語で、トヨタ自動車の生産システムが起源とされる。

 リーン・スタートアップの基本的な考えは、必要最小限の機能を実装したサービスを短期間で開発、早い段階で顧客に検証してもらい、そのフィードバックによって方向転換を繰り返すことである。リーン・スタートアップの実践と、「利用したいときにすぐに始められる」「管理の手間が少ない」などの特徴を持つクラウド・コンピューティングの相性がいいことから、同社では「リーン・クラウド」を掲げている。「“スピードが命”のスタートアップに、クラウドは最適のソリューション」(アマゾン データ サービス ジャパン)とする。

 同社ではリーン・クラウドの適用をスタートアップ企業に限っていない。「リース氏の著書では、創業から間もない企業だけでなく、既存企業内の新規事業チームもスタートアップと呼んでいる」(アマゾン データ サービス ジャパン)としており、既存企業にも適用可能とみている。

 セミナーでは、スタートアップ企業によるプレゼンテーションのほか、エリック・リース氏による特別講演、米アマゾン・ドット・コムCTOのヴァーナー・ボーガス氏による基調講演、さらにボーガス氏とリース氏、gumi社長の國光宏尚氏、頓智ドット創業者の井口尊仁氏の4人によるパネルディスカッションが行われる。

■変更履歴
当初、社名を米アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)としていましたが、米アマゾン ウェブ サービス(AWS)に変更しました。本文は修正済みです。 [2012/03/28 14:50]

冒頭の米アマゾン ウェブ サービス、および文中のAWSのうち日本法人を表す部分を、アマゾン データ サービス ジャパンに変更しました。本文は修正済みです。 [2012/03/28 18:20]

最終段落で説明しているパネルディスカッションについて、当初、ボーガス氏、國光氏、井口氏の3人が参加するとしていましたが、エリック・リース氏も登壇します。本文は修正済みです。[2012/03/28 20:30]