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 勘定系システムの開発失敗を巡り、スルガ銀行が日本IBMに115億8000万円の支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所は2012年3月29日、日本IBMに74億1366万6128円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 スルガ銀行は2000年代初頭に勘定系システムの刷新を計画し、海外製の勘定系パッケージ・ソフト「Corebank」を担いだ日本IBMの提案を採用した。ところが刷新プロジェクトは要件定義から難航。新システムを完成させることができなかった。

 結果的にスルガ銀行は日本IBMに新システムの開発中止を通知し、2008年3月に「日本IBMの債務不履行によりシステムの開発を中止せざるを得なくなった」として、日本IBMに損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起していた。

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■変更履歴
スルガ銀による賠償請求額について、当初の記事では「111億700万円」と書いていました。スルガ銀が日本IBMを訴えた当時の請求額はこの額の通りでしたが、スルガ銀はその後損害額を精査し直し、請求額を115億8000万円に引き上げていました。このため、記事本文もこの事実に合わせて訂正しました。本文は修正済みです。[2012/3/29 20:05]